新世代は旧世代を大きく超えよ

科学技術は日進月歩の世界です。特にテレビ、オーディオ、コンピューター関連の機器は急速に加速しています。 新世代、旧世代のそれぞれの製品の特長を見い出し参考になれば幸いでございます。

【おうち映画館】SONY社 Ultra HDブルーレイ/DVDプレーヤー「UBP-X800M2」をレビュー

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今回ご紹介するのは2019年7月6日に発売されたSONY社Ultra HDブルーレイ/DVDプレーヤー「UBP-X800M2」です。

 

 

「UBP-X800M2」は単に「4K Ultra HD ブルーレイ」の再生に対応したブルーレイディスクプレーヤーではなくネット動画に特化した4Kストリーミング対応で映画や音楽など高画質でお楽しみいただけます。

 

コロナウィルスの影響で外出自粛で暇な時間を有意義な一日を過ごしたいと思いネット動画再生が楽しめるブルーレイプレーヤーを探していたら価格もサイズもお手軽な「UBP-X800M2」を見つけました。

 

自宅で映画を楽しめる本格的な高画質&高音質を謳う4K Ultra HDブルーレイプレーヤー「UBP-X800M2」をレビューしてみます。

「UBP-X800M2」の特長

❶1080/60pプログレッシブハイビジョン出力・・・インターレースで収録された映像を、高品位なプログレッシブハイビジョン映像に変換して出力。

 

よりなめらかな映像を楽しめます。

 

ブルーレイディスクに録画されたハイビジョン番組なども1080/60pにして出力します。

 

❷広色域再現技術・・・「トリルミナスディスプレイ」に対応したテレビと接続すれば、光の三原色である赤、緑、青だけでなく、エメラルドグリーンのような海などの中間色も自然で豊かな色階調で再現します。

 

❸24p True Cinema・・・映画のオリジナルフィルムと同じように毎秒24コマのプログレッシブハイビジョン映像(24p)を収録したBDソフトに対応。

 

24p入力に対応したハイビジョンテレビ ブラビアHDMIケーブル(別売)で接続すれば、24p映像をそのまま出力するので、映画本来の質感で楽しめます。

 

❹音質に妥協しない本体設計・・・ソニー独自の高音質技術で、音質に影響する振動・ノイズを極限まで抑制します。

 

❺ビデオ/オーディオ分離HDMI出力・・・音声信号専用HDMI出力を搭載。

 

ノイズを軽減したピュアな音を表現します。

 

HDCP2.2や4K HDR非対応のサウンドバーやAVアンプもお使いいただけます。

 

ハイレゾ音源を高音質再生・・・多彩なフォーマット再生に対応します。

 

Bluetooth技術対応で、ワイヤレスでも高音質再生・・・Bluetooth技術の最大約3倍のデータ伝送量を可能とする、ハイレゾ対応オーディオ伝送技術 LDACにも対応します。

 

ハイレゾ相当の高音質にアップスケーリング「DSEE HX」・・・CD音源(44.1kHz/16bit)や圧縮音源のサンプリング周波数とビットレートを本来の数値より高めることで、ハイレゾ相当の高解像度音源(96kHz/24bit)にアップスケーリング

 

❾4Kストリーミング対応・・・ネット動画配信も4Kの高画質で楽しめます。

 

Wi-Fi機能内蔵(MIMO対応)・・・面倒なケーブル接続なしでネットコンテンツを楽しめます。

 

⓫「ソニールームリンク」対応・・・別の部屋にあるレコーダーの映像を再生します。

 

⓬速起動モード・・・1秒以下で高速起動。見たい時にすぐ使えます。

 

⓭わかりやすいメニュー画面・・・再生したいコンテンツを直感的に操作できるメニュー画面

 

⓮データ情報と出力情報表示機能・・・出力されている映像の状態を表示し、最適な設定状態で楽しめます。

 

⓯字幕・画面表示位置調整・・・画面拡大をした際でも、字幕を最適な位置に調整ができます。

 

⓰マルチな再生力・・・DVD、CD、スーパーオーディオCDのほかUSBメモリーや外付けハードディスクに保存された動画、静止画、音楽を再生できます。

 

⓱低消費電力・・・UBP-X800M2では待機時消費電力わずか0.40Wを実現しています。 (SONY社HPより引用)

開封の儀
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外観
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「UBP-X800M2」をチェックする

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まず「UBP-X800M2」には「表示パネル」はありません。

 

電源を入れたら「緑」のランプが点灯するだけのシンプルな外観です。

 

購入前に「表示パネル」がないことを理解した上で購入すると良いでしょう!

 

本体背面の接続部分を見てみます。

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背面の接続部分には「HDMI」が2系統ありますがシールにて封印されています。

 

その他「デジタル音声出力端子」「LAN端子」が装備されて、とてもシンプルです。

 

また電源コードが本体と直付けなのでお好きなケーブルを使用することはできません。

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普通に映画や動画を楽しむ分には、これで十分だと思います。

 

次はディスクのトレー部分を見てみます。

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正面の蓋がトレーに押出されて開きます。

 

リモコンを見てみます。

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リモコンの大きさは「iPhone8」と比べ全長は長いですが通常サイズのリモコンよりは小さいと思います。

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電源投入からトレー開閉まで、ほとんどリモコン操作で行います。

 

特に「お気に入り」ボタンはよく使うアプリを登録していくことで瞬時に呼び出すことができるので、とても便利です。

 

電池はこんな感じで入れます。

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早速、電源を入れて映画を観てみます。

スイッチオン!

筆者の趣味は映画鑑賞ですがホームシアターの構築も大好きです。

 

オーディオ視聴環境

 

プラズマディスプレイ・・・パイオニア社「KURO-KRP-500M」2008年発売

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通称、ファイナルKUROと呼ばれ暗所コントラスト比が「10万:1」以上の黒表現を実現する「テレビの宝石」とも呼ばれていました。

 

一言で言えば「黒が美しい」ということです。

 

ホームシアターシステム・・・BOSE社「LifeStyle535」

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まず最初に設定をしていきます。

 

起動すると自動的に「かんたん初期設定」の画面になりますので手順通り進めていけば設定完了します。

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という流れで進んで完了すると「ネットフリックス」「アマゾンプライムビデオ」「YouTube」の項目が追加されます。

 

それではお気に入りBDソフトのバットマンシリーズ「ダークナイト」を再生してみます。

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ディスクの読み込みが速いです!

 

ソフトによりますが10秒以内には再生します。

 

これらの写真はスクリーンショットではなくカメラ通して撮影しています。

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おぉー!画質はかなり綺麗です!

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「漆黒」の黒表現!!

 

実に美しいッ!!

 

初期のBlu-rayプレイヤーと比較すると初期設定なのに明るく色鮮やかです!

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そのまま観ていきます。

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ここで、ふと気が付いた事が「音が良い!」と思いました!

 

今まで観ていた視聴環境のままなのに音量が大きく感じましたが単に音量が上がったのではなく「感度が高い」ように聴こえます。

 

例えば、バットマンがドアガラスをぶち破る、このシーンでは・・・

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今まで・・・「ドン!」が「ドンッ!」に聴こえて音に厚みが増しています。

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画質は素晴らしいのですが、それ以上に音が良くなったので「音質」を楽しむ鑑賞になってしまいました。

ネット動画もサクサク快適動作!

「UBP-X800M2」にネット動画アプリが内蔵されているのでアマゾン製「Fire TV Stick」は不要です。

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「ネットフリックス」「アマゾンプライムビデオ」「YouTube

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コロナウィルスの影響でレンタルビデオ店が休業しているので「ネット動画」は重宝します! 時間がたっぷりあるので、片っ端から楽しんでみます!

その他、機能紹介

Blu-rayを再生中にリモコンの「オプション」押すと画面の右側にメニューが表示されます。

 

テレビの画面の「明るさ」をいじることなくBlu-rayプレイヤー側で調整することができます。

 

「初期設定」では・・・「自動」

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「暗い部屋」にすると・・・

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少し画面が落ち着いて見やすくなりました。

 

「明るい部屋」

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「ダイレクト」

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といった感じでプレイヤー側で調整することができます。

 

そして「UBP-X800M2」には字幕の位置を変えられる機能があります。

 

テレビ、ディスプレイなど「比率」によって何らか(黒帯による画面焼けなど)影響を避けるため画面内、または画面外に字幕を配置することによって視聴環境に自由度が高くなりました。

 

例えば初期設定だと・・・

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字幕のエンドラインに赤線を引いてみました。

 

次にデフォルト設定より「-1」にしてみます。

 

すると・・・

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赤線を基準に比べると字幕が少し下がりました。

 

「-3」に設定すると・・・

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字幕がバーに隠れてしまいました。


「+3」では・・・

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目線が真ん中にきて邪魔ですが「よそ見」は避けられそうです。

 

その他、機能設定を簡単に紹介します。

 

「映像設定」

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SONY製テレビの「ブラビア」をお持ちの方は「BRAVIAモード」を「入」にして最適化してもらいましょう。

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Bluetooth設定」

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「BD/DVD視聴設定」

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「視聴年齢制限設定」

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「ミュージック設定」

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「本体設定」

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「通信設定」

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「高速起動モードとリモート起動設定」

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以上、「UBP-X800M2」のレビューでした。

使ってみた感想

使って一番快適と感じたことは「リモコン」がサクサク軽快です! 普段使いの「PS4」などコントローラーで操作している感覚に近いです。

 

そして嬉しい誤算だったのが「音質」が良かったことです!

 

正直、プレイヤーが少し安っぽい感じがしたので、あまり期待しませんでした。 「画質」も「音質」も少し高級なBlu-rayプレイヤーと良い勝負になると思います。

 

字幕の位置が変えられる機能はありがたいです。

 

ディスプレイが「プラズマディスプレイ」なので黒帯による「画面焼け」が避けられます。

良かったところ

❶リモコンの反応が良くサクサク動作して気持ち良い!

 

❷音質が非常に良いです。

単に音量が上がっただけでなく音に厚みがあり聴いていて気持ち良い!

❸字幕の位置を上下に移動できるので「画面焼け」が防止できる。

 

❹「ネット動画」の呼び出しがワンボタンで楽々!

残念な点、注意する点

❶表示パネルがないので再生時間など動作状況が分からないのが不便です。

 

❷早送り、巻き戻しが「5分単位」で区切られていて「少し早送り」が困難です。

 

❸音声出力端子が無いので拡張性はありません。 なので本格的なホームシアターには不向きだと思います。

総評

「UBP-X800M2」はセカンド「Blue-rayプレイヤー」として購入したのですが「音質」に満足してしまい「メインプレイヤー」に昇格してしまいました。

 

ふと思えば「初期型PS3」もゲーム機として使用するより「Blue-rayプレイヤー」として優秀だったことを思い出しました。

 

今、所有している10万円クラスの高級Blue-rayプレイヤーよりパフォーマンスが良いと思います。

 

これからは「UBP-X800M2」をオーディオ用として用途に加え色々と試していきます。

 

「映像美」より「音質美」が目立った「UBP-X800M2」ですが「音質」を楽しむ映画鑑賞はいかがですか?

 

きっとオーディオシステムの常識がひっくり返るかも?!

 

 

お目通し戴き、ありがとうございました。

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主な仕様

大きさ (幅×高さ×奥行) (mm) (最大突起含む)-W430 x H50 x D265

質量 (kg)-3.8

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