NVIDIA社は「COMPUTEX TAIPEI 2024」で、小型フォームファクタ(SFF)対応のグラフィックスカードとケースの新ガイドラインを発表しました。
「RTX4070」から「RTX4080 Super」までのエンスージアスト向けGPUを「Mini-Itxシステム」に組み込むことが簡単になります。
SFF対応エンスージアスト向けGPUの新基準
NVIDIA社は「SFF対応エンスージアスト向けGPU」のための具体的なサイズと間隔の要件を定義しました。
この新基準を満たすグラフィックスボードとケースのリストも公開されており、小型PCを好むユーザーにとっては嬉しいニュースです。
NVIDIA社は、少なくとも549ドルの「RTX4070」から999ドル以上の「RTX4080 Super」をターゲットにしており、これらのグラフィックボードを「Mini-Itxシステム」に収めることが可能になります。
「 GHOST S1 MkII-188 x 140 x 322 mm」
「GeForce RTX4070 SUPER Founders Edition-267×112×42mm」
「PROART-RTX4080S-O16G-300x120x50 mm」
厳格なサイズ要件
SFF対応ラベルを取得するためには、グラフィックスボードは「厚さ2.5スロット以下」、「長さ304mm以下」、「高さ151mm以下」である必要があります。
PCケースにはこれより少し大きめのスペースが必要で、「厚さ2.5スロット」、「長さ312mm」、「高さ154.5mm」が求められます。
また、電源ケーブルのクリアランスも要件の一つですが、具体的な説明は省略されています。
幅広い対応モデル
現在、NVIDIA社はSFF対応要件を満たす33のRTX40シリーズGPUモデルと18のケースをリストアップしています。
これらのグラフィックスボードやケースを選べば、問題なく組み合わせることができます。 特に多くのモデルが「RTX4070」または「RTX4070 Super」で構成されており、小型フォームファクタでの冷却が容易です。
未来の可能性
一部では、デュアルスロットの「RTX5090」が登場するという噂もありますが、これは情報の混在によるものかもしれません。
しかし、将来的にSFF対応サイズ制限を満たす「RTX5090」が登場する可能性もあり、その動向に注目が集まります。
今回のNVIDIA社の発表は、小型PC市場に新たな可能性をもたらし、エンスージアスト向けの高性能グラフィックスボードをコンパクトなシステムに組み込むことを容易にします。
限られたスペースでのパフォーマンス向上が期待され、多くのユーザーにとって魅力的な選択肢となるでしょう。
お目通し戴き、ありがとうございました。
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