新世代は旧世代を大きく超えよ

科学技術は日進月歩の世界です。特にテレビ、オーディオ、コンピューター関連の機器は急速に加速しています。新世代、旧世代のそれぞれの製品の特長を見い出し参考になれば幸いでございます。当ブログでは、ウェブ広告を利用しています(景表法に基づく表示)

【これがASUSの技術力!】ASUS社「ROG STRIX Z890-I GAMING WIFI」をレビュー【PR】

今回ご紹介するのは2024年12月5日に発売されたASUS社のINTELチップセットZ890を搭載したITX「ROG STRIX Z890-I GAMING WIFI=以下Z890-I」のゲーミングマザーボードです。

ROG STRIX Z890-I GAMING WIFIの詳細はこちら

価格は84,800円です。(税込)【ASUS様より貸出提供】

「Z890」最新規格は未来へ一歩前進!

チップセット「Z890」は旧世代「Z790」と比べて大きく変わった点をまとめてみました。

チップセット Z890 Z790
ソケット LGA1851 LGA1700
メモリサポート DDR5のみサポート DDR5およびDDR4サポート
PCIeレーン 24レーンのPCIe 4.0、PCIe 3.0は非対応 20レーンのPCIe 4.0、8レーンのPCIe 3.0
CPUサポート Intel Core Ultra 200シリーズ(Arrow Lake-S) Alder Lake-S、Raptor Lake-S、Raptor Lake Refresh-S
ネットワーク 1G、2.5G、WiFi 7 1G、2.5G、WiFi 6E/7
Thunderbolt Thunderbolt 4.0をCPUに直接統合 Thunderbolt 4.0はオプション
その他の機能 AI処理に特化したNPUを搭載 なし

「Z890-I」は従来通り「DIMM」に対応しつつ、新たに「CUDIMM(Clocked Unbuffered DIMM)」にも対応しています。CUDIMMは最新のDDR5メモリ規格を採用した高性能モジュールで、デスクトップPC向けに最適化されています。

 

従来の「UDIMM(Unbuffered DIMM)」と同じくバッファなしでCPUと直接通信する設計ですが、「CUDIMM」ならではの技術が、高負荷な作業環境でもその実力をしっかりと発揮します。

 

❶どんなところが魅力なの?


1. クロックドライバーでパフォーマンスを最大化・・・「CUDIMM」には、動作タイミングを正確に制御する「クロックドライバー」が内蔵されています。

 

このおかげで、高速かつ安定したデータ転送が可能となり、システム全体のパフォーマンスを底上げします。

 

「作業がサクサク進む!」と実感できるのは、この技術の恩恵です。

 

2. 安定性に優れた安心設計・・・高負荷な作業を長時間続けると、エラーが気になることはありませんか?

 

「CUDIMM」は、信号伝達の最適化によってエラー発生率を大幅に低減。

 

信頼性が求められる環境でも安心して使えます。

 

3. ゲーマーやクリエイター必見の高性能・・・ゲームでのスムーズな描画や、動画編集・3Dモデリングといったデータ処理の多い作業にも対応。

 

従来のメモリでは物足りなかったシーンでも、「CUDIMM」ならその差を実感できます。

 

特に、処理速度が求められる作業では圧倒的なメリットを発揮します。

 

❷こんな人におすすめ!

 

・ゲーム中に「処理が重い」と感じたことがある方


・動画編集や3Dデザインなど、負荷の高い作業をする方


・長時間の作業でも安定性を重視する方


「CUDIMM」は、最新技術を搭載した「DDR5メモリモジュール」で、パフォーマンスと安定性を両立させた頼もしい存在です。

 

「Z890-I」のようなハイエンドPC環境で、その真価を存分に発揮するでしょう。

 

ゲームや作業を快適にしたい方に、自信を持ってオススメします!

「ROG STRIX Z890-I GAMING WIFI」の特長

❶高度なAIコンピューティング対応・・・AIアプリケーションに対応するパワーと接続性を備え、未来のAIコンピューティングをサポート。

 

インテル LGA 1851 ソケット・・・Intel Core Ultraプロセッサー(シリーズ2)に対応。

 

❸独自のAI&メモリテクノロジー・・・ASUS AI Advisor、AIオーバークロック、AI冷却II、AIネットワーキングII、DIMM Flex、AEMP IIIにより、セットアップ簡素化とパフォーマンス向上。

 

❹堅牢な電源ソリューション・・・高性能なパワーステージとプレミアムコンポーネントで安定した電力供給。

 

❺最適化されたサーマル設計・・・高伝導サーマルパッドとL字型ヒートパイプで冷却性能向上。

 

❻最新のM.2サポート・・・PCIe 5.0対応M.2スロット2つに冷却ソリューションを搭載。

 

❼豊富な接続性・・・デュアルThunderbolt 4、USB 10Gbpsポート、PCIe 5.0 x16対応で次世代グラフィックスカードに対応。

 

❽高性能ネットワーキング・・・Wi-Fi 7(802.11be)、Intel 2.5 GbイーサネットASUS WiFi Q-Antennaで優れた接続性を実現。

 

DIYフレンドリーなデザイン・・・ROG FPSカード、ROG Strix Hive IIなど、PCビルドを簡便にするアクセサリや機能を提供。

 

❿臨場感あふれるオーディオ・・・ESS SABRE 9260Q DACDolby Atmosによる高品質なオーディオ体験。

開封の儀

内容物
Cables
1 x ROG USB2.0 splitter cable
2 x SATA 6Gb/s cables 
1 x Panel Cable
ROG FPS Card
1 x ROG FPS Card
ROG STRIX HIVE II
1 x ROG STRIX HIVE II
1 x USB Type-C power connection cable
Miscellaneous
1 x ASUS WiFi Q-Antenna
1 x Cable ties package
1 x ROG key chain
1 x ROG Strix stickers
Documentation
1 x Quick start guide

外観

「ROG STRIX Z890-I GAMING WIFI」をチェックする

 

「Z890-I」のVRM(Voltage Regulator Module)は、CPUに安定した電力を供給する重要な部品で、発熱しやすい特徴があります。

 

このヒートシンクは、リアI/O部分にまで広がっており、熱を逃がす表面積を大きくしています。

 

小型のファンを内蔵しているため、最新のIntelプロセッサが発する高い熱にも対応できます。

 

VRMの電源部分(電源ステージ)とヒートシンクの間には、高品質なサーマルパッドが使われています。

 

このパッドは、熱を効率よくヒートシンクに伝える役割を果たし、VRMの温度を下げることができます。

 

「Z890-I」にはVRM用のヒートシンクのファンが搭載されてます。

VRM用のヒートシンクの蓋を開けてみます。

 

VRMヒートシンク」は背面のI/Oまで拡張して表面積を大きくして電力熱を効率よく排熱します。

 

また「電源ステージ」と「ヒートシンク」の間に冷却シートを挟みVRMの動作温度を下げることができます。

ファンは「60,000時間」の耐久性を持つベアリングを採用しています。

 

「フェーズ」を見てみます。

「10+1+2+1基」の「パワーステージの電源回路」を搭載しています。

 

「フェーズ」の数がハイサイドとローサイドの「MOSEFT」と「ドライバ」を1つにまとめることで、より強力な電源VRMが搭載されているので起動の安定性が良くなり、オーバークロックなどの耐性も上がります。

CPU用コネクタは「8ピン」です。

 

その近くに「CPUファン」「AIOポンプ」「CHAファン」も備えています。

 

メモリ周りを見てみます。

最新のDDR5メモリモジュール(CUDIMM:Clocked Unbuffered Dual Inline Memory Module)を2枚まで取り付けることができます。

 

「CUDIMM」は、メモリ性能を最大化する設計が特徴で、最大128GBの容量に対応しています。

 

また、オーバークロック(OC)を利用することで、動作速度を「9200+MT/s」にまで引き上げることが可能です。

 

この高速かつ大容量のメモリ対応により、ゲーミングや動画編集といった負荷の高い作業を快適にこなせます。

ROG FPSカードは、マザーボード上のI/Oポートを縦型の拡張カードにまとめることで、基板スペースを有効活用できる設計です。

 

ROG FPSカードは、ケーブルがスッキリと整理されるだけでなく、組み立て時の作業性も向上します。

 

また、このROG FPSカードは、取り付ける前に各ポートを接続できるため、特に狭いケース内での設置が簡単になります。

 

搭載されている機能は以下の通りです。

  • SATAポート(2つ)・・・ストレージデバイスの接続に対応。
  • フロントパネルヘッダー・・・PCケースの電源ボタンやLEDの配線に利用。
  • USB 2.0ヘッダー(2つ)・・・最大3つのUSB 2.0デバイスを接続可能。
  • CPU_OVジャンパー・・・極限のオーバークロック設定をサポート。
  • PCIeモード切替スイッチ・・・PCIeの動作モードを切り替えて最適化可能。

ROG FPSカードは、限られたスペースで高性能なシステムを構築する際に非常に役立ちます。

 

特に、効率的なケーブル管理や拡張性が求められる自作PCユーザーにオススメのパーツです。

ROG STRIX HIVEには、高品質なオーディオ体験を提供するために、「ESS SABRE9260Q DAC」をはじめとした最高級のオーディオハードウェアが搭載されています。

 

ファンブラケットは、特にデュアルM.2スロットやDRAMスロットの冷却を強化するために設計されたアクセサリーです。

 

コンパクトなPCケース内でも効率的なエアフローを確保できます。

 

「30mm」または「40mm」のファンを取り付けることで、これらのコンポーネントが発生する熱をしっかりと冷却できます。

PCI Expressスロット部分には金属プレートを使用してます。

 

グラフィックボードの自重で垂れ下がらないだけでなく、グラフィックボードを換装の際に引き抜く力も通常の1.6倍の強度を実現。

 

とはいえ最近は年々に肥大化する「ハイエンドグラフィックボード」を支えなしで使うのはリスクが高すぎます。

ファンブラケットを外してM.2ストレージを取り付けてみます。

ネジを外しクリップカバーを持ち上げます。

次にネジを外しM.2スロットを取り外します。

外すと、このようになります。

それぞれM.2ストレージを取り付けてみます。

2枚の冷却シートにM.2ストレージを挟みます。

M.2スロットを外すとヒートシンクがあり、ヒートシンクの下にチップセットが配置されています。

 

M.2スロットとチップセットは、「I/Oファン」が一緒に風を送ることで冷却されます。

ネットワーク周りを見てみます。

 

付属のWiFi Q-Antennaは、安定して垂直に設置できます。

対応するバンドは「2.4 / 5 / 6GHz」です。

 

Bluetoothは「バージョン5.4」まで対応します。

 

Windows 11では、Wi-Fi 7を完全に機能させるには、24H2以降のバージョンが必要です。

 

外部制御インターフェース「ROG Hive II」を見てみます。

「ROG Hive II」は、USBポート、オーディオジャック、音量調整などの便利な機能を含む、ハードウェアおよびソフトウェアの機能にユーザーフレンドリーにアクセスできるように設計された専用アクセサリーです。

 

❶FLEXKEY・・・FlexKeyボタンは、押すことでデフォルトでPCのリセットを行いますが、Windowsのセーフモードにブートしたり、Aura Syncのライトを切り替えたりするなど、他のクイックアクセス機能も実行できます。

 

❷Q-LED・・・オンボードのLEDは、CPU、メモリ、グラフィックカード、またはブートデバイスに関する電源状態や問題を示します。

 

❸VOLUME CONTROL DIAL・・・ダイヤルを回して音量を調整することができ、ボタンのように押すことで音声をミュートできます。  

 

❹POWER BUTTON・・・ボタンを一度クリックするとPCが起動し、1秒間押し続けるとWindowsのシャットダウンプロセスを開始し、4秒間押し続けると強制的にハードシャットダウンが実行されます。

 

2つのUSBポートは、高速データ転送をサポートしており、最大10Gbpsの転送速度を実現します。

 

ヘッドフォンジャック(マイク入力付き)とUSB Type-C HIVE電源およびデータ接続端子が搭載されています。

 

「ROG Hive II」は、手に持った感じ、しっかりとした重みがあります。

 

チープな印象はなく、しっかりとした造りとなっています。

 

背面には「マグネット」が装備されており、PCケース(鉄素材)に取り付けることができます。

 

抜き差しの頻度が高い場合は、「ROG Hive II」を手元に置いておくと便利です。 

 

最後に「Core Ultra 9 285K」を換装して完成です。

それでは起動して「BIOS画面」を見てみます。

 

BIOS」の起動の仕方は電源投入時に「F2」を押し続けてください。

トップ画面になりPCスペックが確認できます。

 

「F7」を押して「詳細設定モード」に切り替えます。

CPU、メモリの「オーバークロック」は簡単操作で行えます。

CPU温度によって内部ファンをコントロールする「Q-Fan」を使って回転数を変更したり複数のファンを一括設定することができます。

もしも騒音が気になったら「サイレントモード」に設定おきましょう。

 

「Resizable BAR」は「UEFI」ならばデフォルト設定時では「有効」になっていますので、そのままお使いいただけます。

 

「Resizable BAR」の詳細はこちら!

デスクトップ画面になったらASUSユーティリティソフト「Armoury Crateがアナウンスされるのでダウンロードしておきましょう。

今回の設定には「Q-DASHBOARD」が新たに加わりました。

「Q-Dashboard」を使用すると、マザーボードの設定が簡単に行えます。

 

ハードウェア接続と対応するBIOS設定が直感的にビジュアル表示され、システムのセットアップが非常に簡単になります。

 

例えば、設定したいハードウェア(メモリ)にカーソルを合わせてクリックすると、メモリのページに飛んで詳細な設定を行うことができます。

これまでは設定したいハードウェアに直接アクセスすることが難しかったですが、この機能を活用すると非常に便利ですので、ぜひ試してみてください。

 

次はASUSユーティリティソフト「Armoury Crate」について簡単に説明していきます。

「Armoury Crate」のダウンロードはこちら

「トップ画面」では「CPU周波数」「CPU温度」「ファンスピード」「AURA照明」など一括管理できます。

 

またパフォーマンスの調整や関連するアプリや機能の設定やシステムの稼働状況の把握が可能です。 

 

❶基本画面 ❷温度

❹ファン❸使用率

❺電圧❻AURA

ASUS製品では、「ゲーミングモニター」「キーボード」「ヘッドセット」といったデバイスも一括管理可能ですので、統一感を味わうことができます。

 

次はマザーボードの「内部温度」を見てみます。

「Z890-I」のパフォーマンスを検証

Cinebench R23」ベンチマークを使用して「Z890-I」のパフォーマンスを確認してみます。

 

前回レビューした「285K」は旧世代「14900K」と比べて省エネかつ低発熱でしたので今回は「空冷クーラー」を使用してマザーボードの「内部温度」を見てみます。

 

【最先端技術を堪能せよ!】インテル社 「Core Ultra 9 285K」をレビュー

「Z890-I」のポテンシャルを確かめるために敢えて厳しい条件下でテストを行います。

【CPU】インテル社  「Core Ultra 9 285K

マザーボードASUS社「ROG STRIX Z890-I

【メモリ】CORSAIR社「VENGEANCE DDR5, 6000MHz 32GB(16GBx2)

GPUNVIDIA社「NVIDIA GeForce RTX 4090

PSU】CORSAIR社「Corsair RM1000e

【クーラー】Thermalright社「AXP90 X47

【Ver】GeForce 566.36

BIOS Ver】1101

ASUS Advanced OC Profile」(ASUS推奨オーバークロック設定)

 

「Resizable BAR」は有効にしています。(室温7℃)

 

Cinebench R23」のベンチマークを「10分間連続」で実行します。

マルチコアは「40989」、シングルコアは「2267」となりました。

 

参考までに、水冷クーラー環境ではマルチコアが「42316」、シングルコアが「2317」とやや高い結果となっています。

「CPUパッケージ」の温度は「MAX:105℃」、平均は「71℃」で、かなり高温になりました。

 

サーマルスロットリングが発生し、水冷クーラー環境時(MAX:105℃、平均:82℃)に比べて若干スコアが下がった結果となりました。

 

一方、「マザーボード」の温度は「MAX:47℃」、VRMは「MAX:36℃」で、十分に冷却されている結果となりました。

 

モニタリング中の状況は以下の通りです。

外部の様子をサーモグラフィ画像で確認します。

特に高温となったのは上部の「パワーステージ」のあたりで、「64℃」とやや高温になりました。

 

注目すべきは、「Cinebench R23」において「CPUコア」が「105℃」に達しているにもかかわらず、VRM周辺の頑丈なヒートシンクが効果的に冷却されている点です。

使ってみた感想

今回の「Z890マザーボード」には、CPU換装時にレバーがかかる圧力を防ぐためのシリコンゴムが備えられています。

 

改良された「CPUソケットレバー」により、「CPU反り」に対する懸念が少し緩和されました。しかし、気になる方は「CPU反り防止固定パーツ」を用意すると良いでしょう。

ただし、使用は自己責任となり、保証対象外になります。

 

また、BIOS設定時の「Q-DASHBOARD」により、今まで操作が難しかったハードウェアを簡単に操作できる点が非常に便利に感じました。

 

「PCIe Q-Release Slim」を使用すると、グラフィックボードを挿入する際、スロットに押し込むと自動的にロックされます。

取り外す際は、グラフィックボードの左側部分(ケース背面のI/Oブラケット近く)を握り、少し傾けるとロックが解除され、そのまま上に引き上げることでスロットから取り外せます。

 

ツメを押し出すことでラッチが動き、解除されます。

 

スロット内部には、ロックを解除するための仕掛けがあります。

この操作ではラッチを解除したりボタンを押す必要はありません。

 

また、左側部分以外を握ってもロックは解除されないため、I/Oブラケットの固定ネジを外す場合を除き、意図しないロック解除が起こることはありません。

 

「PCIe Q-Release Slim」が装備されることで、「ラッチ」の破損を防げるようになりました。

 

筆者は過去に7年間で数回「ラッチ」を壊しているため、「PCIe Q-Release Slim」が装備されていないマザーボードは選ばないほど安心感があります。

 

ぜひ試してみてください。

良かったところ

❶Z890チップセット搭載・・・Intel Core Ultraプロセッサー(シリーズ2)に対応しており、最新世代のパフォーマンスを存分に発揮できます。

 

❷DDR5メモリ対応・・・最大96GBの容量とオーバークロックでの高速動作(9200+MT/s)が可能です。

 

❸PCIe 5.0対応・・・次世代グラフィックカードやストレージをフル活用できます。

 

高いフレームレートでゲームを楽しみたい方にピッタリです。

 

VRMやI/O部分まで考え抜かれた冷却設計・・・高伝導サーマルパッドやL字型ヒートパイプを採用しており、安定性を重視した設計です。

 

❺耐久性の高い冷却ファン・・・約60,000時間の耐久性を持つファンが、長期間にわたり安定した冷却性能を提供します。

 

❻Thunderbolt 4とUSBポート・・・大容量データの高速転送がスムーズに行えるため、動画編集やバックアップも効率的に行えます。

 

Wi-Fi 7対応・・・最新ネットワーク技術を搭載し、高速かつ安定したインターネット接続を実現。

 

❽ROG STRIX HIVE II・・・外部制御インターフェースを備え、音量調整やリセット機能を簡単に操作可能です。

 

デスク周りがさらに快適になります。

 

❾ROG FPSカードやROG Hive IIといったアクセサリがDIY性を向上させ、組み立てや拡張性をサポートします。

残念な点、注意する点

❶ 極小PCケースでは、「M.2スロット」に取り付ける「ファンブラケット」の「ネジ」がサイドパネルなどに干渉し、蓋が閉まらない可能性があります。

 

この「ファンブラケット」の「ネジ」の高さは約50mmです。

一方で、「ATX」や「mATX」ケースを使用する場合には、この問題を特に気にする必要はありません。

 

なお、「ファンブラケット」のネジを外しても、M.2スロットの片側はしっかりと固定されているため、無理な力を加えない限り外れる心配はありません。

 

是非、一度お試しください。

 

❷ 「CPU周り」はヒートシンクなどによって非常に窮屈なレイアウトになっています。

特に、「ロープロファイルクーラー」以外の「空冷クーラー」や簡易水冷クーラーのヘッドが少し大きい場合、「エルボー部分、ヒートパイプ等」が干渉してしまう恐れがあります。

 

そのため、事前にサイズの確認が必須です。

 

❸価格が高め・・・税込84,800円という価格設定はハイエンド向けであり、コストパフォーマンスを重視するユーザーには敷居が高いです。

 

ただし各パーツ選定が豪華なうえにビジュアルも重視しているので所有欲は抜群に満たされます。

 

Mini-ITXの制約・・・コンパクト設計のため、拡張性や冷却の自由度がATX規格に劣る場合がある。

 

❺DDR4非対応・・・旧世代メモリを流用できないため、既存のパーツを活かしたアップグレードが難しい。

 

❻発熱対策の必要性・・・高性能CPUやVRMの発熱が懸念されるため、適切な冷却ソリューションが必須。

 

Wi-Fi 7の完全活用には条件あり・・・Wi-Fi 7を完全に利用するには、Windows 11 24H2以降のバージョンが必要。

総評

「Z890-I」は、最新技術を惜しみなく搭載した、ゲーマーや自作PCに向けたプレミアムなマザーボードです。

 

コンパクトなMini-ITXフォームファクターながら、優れた冷却性能と高い拡張性を両立しており、その設計思想に感動すら覚えます。

 

特に、最新規格のDDR5メモリ(CUDIMM)対応や「Wi-Fi 7」、そして「PCIe 5.0」に対応している点は注目に値します。

 

これらの機能は、次世代の技術をいち早く取り入れたい方や、長く使えるマザーボードを探している方にとって、まさに理想的な選択肢です。

 

ただし、その革新性ゆえに価格は高めで、17cmの小型基板に豪華な機能が詰め込まれている分、コストがかかるのも事実です。

 

しかし、予算に余裕のあるハイエンド志向の方なら、その価値を存分に感じられるでしょう。

 

さらに、「285K」に秘められた性能は、今後のBIOSアップデートで最大限に引き出される可能性があります。

 

製品の進化を楽しみながら、自分だけの最適な環境を作り上げる過程もまた、このマザーボードの醍醐味と言えるでしょう。

 

未来を先取りしたPC構築を、この「ROG STRIX Z890-I GAMING WIFI」とともに始めてみませんか?

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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主な仕様

チップセット-INTEL Z890

CPUソケット-Soket LGA1851

フォームファクタ-Mini-Itx

モリタイプ-CUDIMM DDR5

最大メモリ容量-128GB

メモリスロット数-2

幅×奥行-170mm×170mm

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