
今回ご紹介するのは2025年1月30日に発売されたASUS社「ROG-ASTRAL-RTX5090-O32G-GAMING=以下、RTX5090 ASTRAL」です。
価格は620,800円(税込)です。
- 新生フラッグシップ「ROG-ASTRAL」とは・・・?
- 「ROG-ASTRAL-RTX5090」の特長
- 開封の儀
- 外観
- 「ROG-ASTRAL-RTX5090」をチェックする
- 「ROG-ASTRAL-RTX5090-O32G-GAMING」のスコア検証
- 使ってみた感想
- 良かったところ
- 残念な点、注意する点
- 総評
- 主な仕様
- 関連商品
- トレンドアイテム
「ROG-ASTRAL-RTX5090-O32G-GAMING」の詳細はこちら
スペックは以下の通りです。
| GPU | RTX 5090 | RTX 5080 | RTX 4090-FE |
| コア数 | 21760 | 10752 | 16384 |
| ベースクロック | 2010 MHz | 2300 MHz | 2230 MHz |
| ブーストクロック | 2410 MHz | 2620 MHz | 2520 MHz |
| メモリ | 32GB | 16GB | 24 GB |
| メモリ種類 | GDDR7 | GDDR7 | GDDR6X |
| バス幅 | 512-bit | 256-bit | 384-bit |
| TDP | 575 W | 360 W | 450 W |
このグラフィックボードに搭載された「GeForce RTX 5090」は、4Kの超高解像度環境でも、現行はもちろん、これから登場するほぼすべてのゲームを「最高設定」で快適に楽しめる、圧倒的なパワーを誇ります。
その核となるのが、NVIDIA社の最新技術「Blackwellアーキテクチャ」です。
「AI」と「従来の3D描画」を融合した革新的な「ニューラルレンダリング」を採用し、ゲーム映像のリアルさを次のレベルへ引き上げています。
「ニューラルレンダリング」は、ゲームのシーンをリアルタイムで予測しながら描画を行う技術で、高速処理が可能な専用の「Tensorコア」と、ソフトとハードが緻密に連携してパフォーマンスを最大化する新しいスケジューリング機構「AMP」によって支えられています。
これが、次世代のゲーム体験を実現するカギとなっています。
「RTX5090」は、最先端の「5nmプロセス」で製造された巨大な「GB202」チップを搭載します。
「約920億個」ものトランジスタを内蔵し、「21,760基」の「CUDAコア」、「170基」の「RTコア」、「680基」の「Tensorコア」という膨大な演算資源を活用することで、他を圧倒する処理性能を実現しています。
さらに、「32GB」の「高速GDDR7メモリ(28Gbps)」を搭載し、「1.79TB/s」の広大なメモリ帯域幅で膨大な映像データを余裕で処理します。
「DLSS4」や「ニューラルレンダリング」といった最新機能も存分に引き出せます。
加えて、「128MB」の「L2キャッシュ」のうち「96MB」を有効活用し、描画効率を大幅にアップさせています。
新世代の「第5世代Tensorコア」は「FP4フォーマット」に対応し、従来比で「32倍」もの高速AI演算を可能にしています。
新生フラッグシップ「ROG-ASTRAL」とは・・・?

ASUS社「ROG Astral GeForce RTX 5090」が、ついにそのベールを脱ぎました。
ASUS社が新たに展開する「ROG Astralシリーズ」の第一弾として登場した、このモデルは、「冷却性能」、「設計哲学」、そして「ビジュアル表現」のすべてにおいて、これまでの「ROG Strix」を超える存在感を放ちます。
最大の特徴は、「4基」のファンを組み合わせた「Quad Fan Force」構成です。
高品質な素材の選定と、無駄を削ぎ落とした洗練された工業デザインが融合し、従来の空冷グラフィックボードを超える冷却性能と、視覚的なインパクトを両立しています。
「ROG Astral」は、宇宙の無限の広がりと神秘的な美しさにインスピレーションを受けて誕生した、まったく新しいグラフィックボードファミリーです。
そのデザインや性能には、未踏の領域を探求し続ける「ROGブランド」のスピリットが色濃く反映されており、冷却機構や電力供給においても従来の常識を打ち破るアプローチが採用されています。
「ROG Astralシリーズ」では、「宇宙の壮大さと静けさ」をデザインコンセプトに据え、最先端の技術と緻密なエンジニアリングを融合します。
単なるスペックアップにとどまらず、「アート」と「テクノロジー」の美しい共存を実現しているのが最大の魅力です。
外観の美しさはもちろん、その中身にも一切の妥協はありません。
「ゲーマー」はもちろん、「映像制作」や「3Dモデリング」といった高度なクリエイティブ用途にも応える、理想的なパートナーとなるはずです。
まるで宇宙の神秘をその手に収めたかのような、次世代の没入体験が味わえます。
それこそが、「ROG Astral」が届ける新たな体験です。
その外観トーンは、「Strixシリーズ」のマザーボードはもちろん、「ROG Maximus」や「ROG Crosshair」といった「上位モデル」とも高い親和性を誇ります。
ゲーミングPC全体のビルドクオリティを、さらなる高みへと導いてくれるでしょう。
「ROG-ASTRAL-RTX5090」の特長
❶クアッドファン設計で冷却革命
「4基」のAxial-techファンがエアフローを「最大20%改善」します。
密集したフィンと特許取得のベイパーチャンバーが熱を効率的に放散し、GPU温度を大幅に低減します。
❷最先端の電源供給設計
「50A MOSFET」を搭載し、ヘッドルームが25%増加しています。
安定した電力供給がオーバークロック性能を最大化し、過酷なゲーミングでも安心のパフォーマンスを発揮します。
❸堅牢な金属製フレームとGPUブラケット
高品質なダイキャストフレームと304ステンレス鋼のI/Oブラケットがカードを強固に保護します。
「ASUS GPU Guard」により耐久性と安定性が強化されています。
❹革新的な冷却技術
相変化素材のGPUサーマルパッドとASUS独自のMaxContact技術が接触面積を拡大し、熱伝導を飛躍的に向上させます。
ホットスポットを最小限に抑え、高負荷時でも安定稼働します。
「第5世代Tensorコア」と「第4世代レイトレーシングコア」で、「AI強化」と「リアルタイムレイトレーシング」を極限まで高め、映画のようなリアルな映像表現を実現します。
❻DLSS4 & Reflex2でゲーム体験を革新
AIによるマルチフレーム生成でFPSを強化しつつ、NVIDIA Reflex 2が反応速度を劇的に向上させます。
対戦ゲームでの勝率アップを支援します。
❼Aura Sync対応ARGBライティング
美しいARGBライティングが自由自在にカスタマイズ可能です。
ゲーミング環境を自分好みの光で彩り、PC全体と同期できる拡張性も備えています。
❽「GPU Tweak III」で細かな調整が自在に
「OCモード」や「静音モード」の切替、リアルタイムの温度・電力管理で最高のパフォーマンスを手軽に引き出せます。
ファン速度の細かな設定も可能です。
開封の儀








内容物
1 x Speedsetup Manual
1 x ROG Graphics Card Holder
1 x ROG Velcro Hook & Loop
1 x ROG Magnet
1 x ROG Graphics Card Keycap
1 x ROG PCB Ruler
1 x Thank You Card
1 x Adapter Cable (1 to 4)
外観






「ROG-ASTRAL-RTX5090」をチェックする

ASUS社の最上位モデル「RTX 5090 ASTRAL」は、全体的にがっしりとした金属製フレームで構成されており、その重厚感は見た目そのままです。
手に取った瞬間、そのずっしりとした重みからも高級感と堅牢性が伝わってきます。
本体には高品質なダイキャストフレームや金属製GPUブラケットが採用されており、耐久性とプレミアム感を両立しています。
長期的な使用にも安心感があります。
冷却性能にも妥協はありません。
表面には「3基」、裏面には「1基」の大型ファンを搭載します。
中心にあしらわれた「ROGロゴ」がアクセントとなり、ゲーミングデバイスとしての個性も際立ちます。
全体的に黒とシルバーのシックなカラーでまとめられ、洗練されたデザインはまるで戦闘機のエンジンのようです。
PCに装着したときの存在感は圧倒的で、見る者に力強さを印象づけます。

サイズは「357.6 x 149.3 x 76 mm」で、取り付けには「4スロット分」のスペースが必要です。
重量は「3038g」と非常にヘビー級なので、付属のVGAホルダーの使用をオススメします。


「ファン」には、信頼性の高い「Axial-techファン」が4基採用されており、各ファンは7枚羽・約9cm径の大型仕様です。

強力なエアフローでヒートシンク全体に効率よく風を送り、GPUの温度をしっかりと管理します。



4基目のファン追加により、ヒートシンクのフィン構造はさらに高密度化しました。

熱伝導のロスが起きやすい平坦なヒートパイプの課題を克服し、効率的な冷却性能を実現しています。
また、ヒートシンクフィンはブラック塗装が施されており、高級感がさらにアップしました。
所有欲を満たしてくれる外観は、まさにハイエンドGPUの象徴です。
「ROG Astral、TUF、PRIMEシリーズ」に共通する特徴として、GPUと接するヒートスプレッダ部分には鏡面加工が施されており、接触面積が増加しました。
熱伝導効率が向上し、2℃の温度低下を実現しています。


旧世代の冷却設計から刷新されたRTX 5000シリーズでは、耐熱性・冷却性・耐久性のすべてが飛躍的に進化しています。
背面に追加されたファンにより、ヒートシンクを貫通するエアフローが生まれ、さらなる冷却効率の向上にも貢献しています。

インターフェースは「DisplayPort×3」、「HDMI×1」を搭載しています。
ブラケット部分にはサビに強いステンレス素材を採用し、通気孔も整然と配置しています。
通気性と耐久性をしっかり両立させています。

高温多湿なアジア圏でも、長期間にわたって錆びにくい仕様となっている点も安心材料のひとつです。
電源には新世代規格「12VHPWR(12V-2x6対応可)」を採用してます。
未対応の電源ユニットを使用する場合は、同梱の8ピン×4変換アダプターで対応可能です。


可能であれば12VHPWR対応の電源ユニットを用意して、ケーブルをすっきりとまとめたいところです。
さらに「FanConnect II」機能により、GPU背面に2つのPWMファンヘッダーを搭載してます。
ケースファンを直接GPUに接続することで、GPU温度やCPU負荷に応じた最適なファン制御が可能になります。
高負荷なゲームやレンダリング作業中でも、必要なエリアに的確なエアフローを届けることができるのがポイントです。


デュアルBIOSスイッチも搭載されており、「パフォーマンスモード」と「サイレントモード」を用途に応じて切り替え可能です。
さらにファンヘッダーとの連携で、より細かい冷却カスタマイズにも対応できます。
バックプレートには高剛性のアルミ素材を採用し、基板のたわみを防止。美観と耐久性の両立が図られています。

バックプレートには高剛性のアルミ素材を採用し、基板のたわみを防止します。
美観と耐久性の両立が図られています。
サイドには細身のバー状RGBが配置され、繊細で鮮やかなライティングが楽しめます。


「Armoury Crate」を使えばライティングのカスタマイズも自由自在です。
また、オーバークロックや電圧調整、モニタリングが可能な「GPU TWEAK III」も利用可能です。

直感的なUIで、初心者でも簡単にチューニングが行えます。
「Armoury Crate」&「GPU-Tweak-III」のダウンロードはこちら
それでは「RTX5090 ASTRAL」のスコアを見ていきます。
「ROG-ASTRAL-RTX5090-O32G-GAMING」のスコア検証

【CPU】AMD社「Ryzen 9 9950X3D」
【マザーボード】ASUS社「ROG CROSSHAIR X870E HERO」
【メモリ】CORSAIR社「CORSAIR DDR5-7200MHz DOMINATOR TITANIUM 48GB ブラック [24GB×2枚] 」
【PSU】CORSAIR社「Corsair RM1000e」
【AIO】EK社「EK-AIO Basic 240」
【Ver】GeForce 576.02
「Resizable BAR」は有効にしています。
3D MARK
GPU別スコア

GPU別スコア

「モンスターハンターワイルズ」-「プリセットーウルトラ画質」

「平均フレームレート」

「黒神話:悟空」-「プリセットー超高画質」

「平均フレームレート」

「フォースポークン」-「デフォルト設定」

「平均フレームレート」

「Call of Duty: Modern Warfare 2」-「デフォルト設定」

「平均フレームレート」

「Horizon Zero Dawn」-「デフォルト設定」

「平均フレームレート」

「zombie army 4」-「デフォルト設定」
「平均フレームレート」

「アサシン クリード ヴァルハラ」-「デフォルト設定」
「平均フレームレート」

「ファークライ5」-「デフォルト設定」

「平均フレームレート」

ゴーストリコン・ブレイクポイント-「デフォルト設定」
「平均フレームレート」

ディビジョン2-「デフォルト設定」

「平均フレームレート」

SHADOW OF THE TOMB RADER-「デフォルト設定」
「平均フレームレート」

デウスエクス マンカインド・ディバイデッド-「デフォルト設定」
「平均フレームレート」

strange brigade-「スケール150%」
「平均フレームレート」

トータルスコア・ゲームスコア(3D MARK、blender-省略)

ゲーム中の消費電力(Watt)

高負荷時サイバーパンク2077 室温19℃

以上、「ROG-ASTRAL-RTX5090-O32G-GAMING」のスコアでした。
使ってみた感想
「RTX 5090 ASTRAL」を導入してから約1か月半が経ちますが、同時に使用している LG製のOLEDゲーミングモニター「45GX950A-B」との相性が想像以上に良好で、日々のプレイ体験に確かな変化を感じています。
このモニターは、「44.5インチ」という大画面に5K2K(5120×2160)の超高解像度を備え、165Hz/WUHDや330Hz/WFHDに対応したハイスペック仕様です。
「有機EL」による「深い黒」と「高精細な発色」、さらにUSB-C(PD 90W)、DisplayPort 2.1、HDMI 2.1といった最新端子まで完備しています。
まさにハイエンドゲーミング環境にぴったりの1台です。
「5K最高設定」でも安定のパフォーマンスを実現します。
実際、最新の「AAAタイトル」を「5K解像度&最高画質設定」でプレイしても、おおむね「100fps前後」を安定してキープします。
驚くほどスムーズな映像体験が得られています。
ただし、「発熱量」に問題はないものの、ファンの「動作音」がやや気になる場面もありました。
これは、それだけGPUに高い負荷がかかるゲームを動かしているという証でもあります。
そこで、内部温度や冷却性能について詳しくチェックしてみました。
負荷の高い代表タイトル『サイバーパンク2077』を、解像度5K(5120×2160)+プリセット「オーバードライブ」という極めて重たい条件で試してみました。





正直、もっと熱くなるかと思っていましたが、ピーク時でも「最高70℃」に届かず、「冷却性能」の高さに驚かされました。
高負荷下でもしっかり冷却が効いており、冷却設計の完成度の高さを実感できました。
放熱とサーモグラフィ計測の結果は以下の通りです。
ただし、エアコンを使わない場合は、部屋の温度が体感でかなり上がる点には注意が必要です。
実際にGPUのバックプレートに触れてみると、明らかに熱を帯びていたため、サーモグラフィで表面温度を計測したところ、GPU周辺で最大約64℃を記録しました。
それでも内部的には70℃未満に安定しており、冷却能力としては十分なレベルです。

また、ケーブル周辺の発熱もチェックしましたが、最大で約55℃前後になりました。
しばらくその温度で安定していたため、コネクタの接続さえしっかりしていれば特に問題はなさそうです。

次は「RTX5090 ASTRAL」と「RTX4090」のアップスケーリング「DLSS」の効果を見てみます。

続いて、アップスケーリング性能をチェックします。
今回は「DLSS FG(フレーム生成)」を用いた比較を行いました。
「RTX4090」は「DLSS4」には非対応のため、従来の「DLSS FG(標準設定)」でのテストとなりますが、それでも4K解像度では最大2倍のパフォーマンス向上が見られました。
一方で、「RTX5090 ASTRAL」は最新の「DLSS4」に対応します。
これを活用すれば、最大3倍以上のパフォーマンス向上が得られ、ゲーム体験はまさに次元が変わったように滑らかになります。
「DLSS4対応タイトル」はまだ少数で今後に期待したいです。
とはいえ、現時点で「DLSS4」に対応しているタイトルはまだ限られており、その実力をフルに活かせる場面は限定的です。
今後のアップデートや新作ゲームでの対応が進めば、「RTX5090 ASTRAL」の真価がさらに引き出されることでしょう。
「RTX5090 ASTRAL」と「LG 45GX950A-B」の組み合わせは、ゲーミングと映像表現の最前線を堪能できる理想的なコンビです。
極めて高解像度のプレイ環境でも安定したフレームレートと温度管理が実現できており、静音性さえ調整できれば文句なしの完成度です。
今後の「DLSS4タイトル」の充実にも期待しつつ、引き続き検証を続けていきたいと思います。
良かったところ
❶圧倒的なパフォーマンス
「RTX4090」と比べて、「4Kラスタライズ性能」が「約41%アップ」します。
❷「レイトレーシング」を有効にした状態でも約32%の性能アップを実現します。
現行最強クラスのグラフィックボードとして、4Kゲーミングの頂点に君臨します。
❸「DLSS4」のフレーム生成&トランスフォーマーアップスケーリング
「DLSS4」は最大4倍のフレーム生成が可能で、FPSを劇的に押し上げながら画質はほぼネイティブ並みのクオリティです。
旧世代のCNNモデルを超えるトランスフォーマーによるアップスケーリングは、映像のクリアさと自然さが段違いです。
❹ファクトリーOC搭載&高電力チューン
出荷時点で7.2%のオーバークロックが施されており、電力リミットも600Wに強化済みです。
難しい設定なしでも、初心者から上級者までそのまま高いパフォーマンスを引き出せる仕上がりです。
❺冷却と静音性
ASUS社独自の「クアッドファン設計」でしっかり冷却しつつ、アイドル時はファンストップも実装しています。
高負荷時も安定した温度をキープします。
ただし、静音性については後述のデメリットがあります。
❻豊富なVRAMと最新インターフェース対応
「32GB」の「GDDR7 VRAM搭載」で、将来のゲームやクリエイティブ作業にも余裕の容量です。
さらに「HDMI 2.1」、「DisplayPort 2.1」、「PCIe 5.0」に対応し、次世代モニターや最新システムと相性抜群です。
❼優れた動画エンコード/デコード性能
「ハードウェアアクセラレーション」が強化され、「映像編集」や「配信」などクリエイターの方にも頼もしい性能を発揮します。
残念な点、注意する点
❶メーカー間でも価格は“超ハイエンド”クラス
希望小売価格を大幅に上回る実売価格「620,800円(税込)」で、手が届くユーザーがどうしても限られてしまうのが正直なところです。
❷静音性にやや課題あり
「箱から出してすぐ」の状態では静かとは言えず、「静音BIOS」を有効にしても大きな効果は感じられません。
「高負荷時」にはファンのノイズが気になるかもしれません。
❸アイドル時やマルチモニター使用時の消費電力が高め
「待機中」や「軽作業」でも「消費電力」がやや高く、「省エネ」を重視する人には少しネックになるかもしれません。
❹ 「フルHD」や「WQHD」では伸び悩みも
「4K解像度」では「RTX4090」を大きく引き離す圧倒的なパフォーマンスを見せる一方で、「フルHD」や「WQHD」では意外と伸びが鈍めです。
「CPU」への依存度が高いため、「Ryzen 9 9950X3D」を使っても、ゲームによっては「RTX4090」に及ばないケースもあります。
❺ 圧倒的サイズと重量感
サイズは「357.6 × 149.3 × 76 mm」、重量は「3,038g」です。
ほとんどのPCケースで「4スロット」分のスペースが必要となり、取り付けには付属ホルダーの使用が前提となります。
「小型ケース=SFF」を使用している方には、やや厳しい設計と言えるでしょう。
❻ 電源要件と発熱に要注意
TDPは「575W」と非常に高く、電源ユニットには最低でも「1000Wクラス」の高品質なモデルが求められます。
発熱対策としても、万全なエアフロー設計が必要です。
総評
「RTX5090 ASTRAL」は、単なる“ハイスペックGPU”ではなく、「美しさ」・「冷却力」・「描画力」のすべてを極めたフラッグシップです。
空冷ながら水冷並みの冷却性能と、重厚なビルドクオリティ、そしてブラックウェル世代のパフォーマンスを備えたこの「RTX5090 ASTRAL」は、「本物」を求めるハイエンドゲーマーやクリエイターにとって、まさに理想形と言えるでしょう。
もちろん価格やサイズ、電源要件といった“相応のハードル”はありますが、それを乗り越える準備があるなら、このGPUがもたらす体験は、まさに次元を超えた没入感です。
洗練と性能の融合、その真価を、ご自身のPCで体感してみませんか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
AD: N.K
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主な仕様
サイズ-357.6 x 149.3 x 76 mm





