新世代は旧世代を大きく超えよ

科学技術は日進月歩の世界です。特にテレビ、オーディオ、コンピューター関連の機器は急速に加速しています。新世代、旧世代のそれぞれの製品の特長を見い出し参考になれば幸いでございます。当ブログでは、ウェブ広告を利用しています(景表法に基づく表示)

【eスポーツ環境に備えよ!】ASUS台湾本社に行ってきました!

5月18日、ASUS社様からご招待をいただき、台湾・台北ASUS本社で開催されたメディア向け新製品発表会に取材で参加してきました。

 

東京・羽田空港からおよそ3時間、松山空港に到着しました。

 

空港を出てすぐのタクシー乗り場で、あらかじめ控えていたASUS本社の住所をドライバーさんに伝え、車で約40分の道のりを進みます。

 

無事到着!と思いきや、イベント会場にしてはやけに静かでひっそりとした建物です。

 

係員の方に確認すると「今日はイベントやってないし、ここ旧社屋だよ!」とのことです。

 

まさかの場所間違いでした……。

 

しかし、慌てる筆者の様子を察してか、タクシーの運転手さんがすぐに係員へ「新社屋」の所在を確認し再び車を走らせ、無事ASUS本社(新社屋)の裏口へと到着することができました。

ドライバーさん、本当にありがとうございました!

 

どうやらこの“旧社屋に間違えて着いてしまう”というのは、海外から来たメディアの間では「あるある」のようです。

 

イベント開始2時間前とだいぶ早めに着いた筆者でしたが、受付の方のご厚意で、正面玄関から中へ入れていただけることになりました。

そこから広がっていたのは、まるで近未来のような洗練された空間でした。

 

高級感のある大理石の床と壁、青く光るディテールが近未来感を演出しています。

 

中央に配置された大きな「ASUS」のロゴは、ブランドのプライドを感じさせます。

 

受付カウンターは柔らかな曲線を描いており、その上に飾られた花が空間に優しさを添えています。

 

ふと見上げた天井もまた、ダイナミックで未来的なデザインです。

 

バルコニーエリアまで見える高い天井は、開放感を一層引き立てていました。

目を引くのは天井だけではありません。

 

ウッドパネルと円柱の意匠、大きな窓から注ぐ自然光!

 

そのどれもが「ASUS」というブランドのこだわりと美意識を感じさせます。

さらに柱のそばにいたのは、可愛らしいロボットがいました。

 

最先端技術を象徴するような存在で、空間全体に“未来感”を加えていました。

 

階段を上がっていくと、マザーボードやグラフィックボードがアートのように展示されたエリアにたどり着きます。

製品というより“技術の美”を称えるインスタレーションのよう。見ているだけでワクワクが止まりません。

視線を左に移すと、「ROG PHONE」「ROG ALLY」「ROG Raikiri Pro」などの現行デバイスがずらりと展示しています。

中にはガンダムコラボの珍しいモデルまであり、ROGファンなら心躍る空間です。

さらに階段をのぼると、歴代Zenfoneやノートパソコンの展示が続きます。

白と木材の絶妙な調和が、優しいぬくもりを空間にもたらしています。

 

この階段を上れば、ただ移動するだけでなく、何となく心が癒されるような感じさえします。

 

ちょっと近くに寄ってみます。

 

歴代の「zenfone」からノートパソコンを展示してます。

その中には、懐かしの1997年モデル「ViP NOTE P6300」もあります。

MMX Pentium 233MHz」と「48MB」のメモリという当時としてはハイスペックな仕様で、あの「電脳戦機バーチャロン」も動かせたというから驚きです。

 

当時の価格はなんと48万円です!

 

正面奥に進むと、ずらりと並んだお酒のボトル!かと思いきや、それらはすべてトロフィーでした。

ASUS社の社長が「誇り」としてあえて真正面に飾っているのだそうです。

形も大きさも異なるトロフィーの数々には、それぞれの物語と栄光が詰まっていて、まるで勝利の美術館です。

 

見ているだけでインスピレーションが湧いてきます。

 

開演前には、ASUS様から軽食のおもてなしまでいただきました。

 

海外から来たゲストへの細やかな配慮が、会場の空気をより温かくしてくれました。

 

移動続きで空腹だった筆者も、ありがたくいただきました。

飲まず食わずで到着したので、お腹が空いて遠慮なくいただきました。

 

さて食事を済ませて本題に入っていきます。

 

待つこと10分後・・・

 

そしてついに!開演の時!

今回の発表会では、eスポーツにフォーカスした新製品が次々と登場します。

 

プロゲーマーのニーズに応える高性能デバイスが披露され、そのひとつひとつに熱いこだわりが込められていました。

まず登場したのは、超軽量ゲーミングマウス「ROG HARPE II ACE」です。

 

環境配慮素材「バイオベースナイロン」を採用し、たったの48gという驚異の軽さです。

 

側面の剛性も確保されており、軽さと頑丈さを見事に両立しています。

グリップ感も秀逸で、自然な角度の傾斜があるため、持ち上げ操作もスムーズです。

 

クリック感の強いサイドボタンや、RGB搭載のホイールなど、細部にもこだわりが光ります。

 

実際に手にしてみると、その軽さに驚かされます。

 

あまりに軽くて、最初のうちはむしろ落ち着かないかもしれません。

サイドボタンはしっかりと独立しており、誤って押してしまうリスクを抑えつつ、親指で自然にアクセスできる絶妙な配置。操作性と安心感のバランスがとれています。

本体は驚くほど軽量でありながら、ホイール部分にはしっかりとRGBライティングを搭載。機能性とビジュアルの両立も抜かりありません。

また、ラインナップには「54gモデル」も用意されていますが、「48g」とのわずか6gの違いなのに、持った瞬間「あれ、ちょっと重いかも?」と感じてしまうのが不思議なところです。

 

たった「1g」の差でも、自分の感覚で明確にわかることに驚きました。

 

パフォーマンス面では、ROG独自の「SpeedNova 8K」ワイヤレス技術を採用しています。

最大8,000Hzのポーリングレートに対応しており、トップクラスの応答性を誇ります。

 

センサーには42,000dpiの「ROG AimPoint Pro」光学センサーを搭載しており、ガラスの上でも正確なトラッキングが可能です。

 

さらにスイッチには、クリック耐久1億回を誇るROG独自の光学式マイクロスイッチを採用しています。

 

接続方式も柔軟で、「Bluetooth・2.4GHzワイヤレス・USB」の3モードに対応しており、さまざまな環境で自在に使用できます。

 

腕を大きく振り下ろすプレイをしていれば疲れの軽減やプレイ集中時間が持続しやすいという革新的な設計とも言えるでしょう。

 

マウスパッド「ROG SHEATH II XXL」は、ただの大判マウスパッドではありません。

 

放熱性に優れた特殊素材を採用し、見た目の迫力だけでなく、機能面でも一歩抜きん出た存在です。

 

手を触れた瞬間、ほんのりとした“ひんやり感”が伝わってきて、「あ、冷たい」と思わず感じてしまうほどです。

体感としてはわずか1℃の違いかもしれませんが、それ以上の涼しさをしっかりと感じられます。

 

夏場や長時間のゲームセッションでも、手元の不快感を軽減してくれる、ちょっとした“快適さのアップデート”です。

 

次はキーボード「ROG FALCATA」の紹介です。

 

本体がぱっくりと2つに分かれている、ちょっとユニークな構造です。

とはいえ単なるギミックではなく、普段は通常のキーボードとして使いながら、肩や腕が疲れたときには左右に広げて、腕をリラックスした姿勢で入力できます。

 

そんな実用性も兼ね備えています。

レイアウトは左右分割タイプの75%。テンキーを省きつつ、必要なキーはしっかりと揃っていて、絶妙なバランス感です。

 

特にマウスを大きく動かすような操作スタイルの方にとっては、デスク上のスペース確保は重要なポイントです。

 

そんなニーズに応える形で、「ROG FALCATA」は省スペースかつ高機能な左右分割デザインを採用しています。

 

中でも左側ユニットは、まるで専用の左手デバイスのように、単体でも扱えるフレキシブルな設計です。

 

ショートカットやマクロを駆使する作業にもピッタリです。

 

しかも、ワイヤレス接続&バッテリー内蔵です。

 

ケーブルに煩わされることなく、デスク周りをスッキリと保てます。

 

ちなみに筆者は他社製の左手デバイスも使っていますが、有線接続ゆえの“見た目のゴチャつき”にちょっとしたストレスを感じる場面も。

 

そういった面でも、「ROG FALCATA」のスマートさは魅力的です。

 

実際に使ってみると、右半分のキーボードからマウスに手をスッと動かせるこの配置、思っている以上に快適です。

 

まさに省スペース設計の恩恵を実感できます。

さらに注目すべきは、ASUS独自の新型磁気スイッチ「ROG HFX V2」を搭載している点です。

 

「ラピッドトリガー」に対応し、アクチュエーションポイントは「0.01mm」単位で細かく調整可能です。

1億回の高耐久設計で、まさにゲーミングのための「ハイエンドスイッチ」です。

そのうえ、ホットスワップにも対応しているため、スイッチ交換も手軽に行えます。

静音かつ上質な打鍵感を実現しています。

 

「4層構造」の「吸音・衝撃吸収ダンパー」を内蔵し、物理的な「クッション性」と「静音性」の両立を実現しています。

 

長時間のプレイでも心地よい打鍵感が続くのが特長です。

 

実際に触ってみましたが、やはり静かで打鍵感が心地良いです。

 

手首にやさしいエルゴノミクス設計です。

「親指側」と「小指側」の高さを個別に調整できる独自構造により、手首に無理のない自然な角度を保てます。

 

外見以上に快適な操作感で、長時間のプレイでも疲れにくい設計です。

最大610時間のバッテリーと多彩な接続性を備えています。

「最大8K」のポーリングレートによる高速応答に加え、「Bluetooth・2.4GHz・USB」によるトライモード接続に対応しています。

 

最大3台のデバイスを同時に接続でき、PC・スマホタブレット間の切り替えもスムーズに行えます。

 

展示会場をぐるりと一周します。

 

ASUS本社のスケール感に圧倒!

まず驚かされたのは、ASUS本社内でこれほど大規模な展示会をレンタルスペースに頼らず、すべて自社で完結してしまっている点です。

 

ブランドとしての自信とスケール感が、空間からもひしひしと伝わってきます。

エントランスでは、今回の主役とも言える新作キーボード「ROG FALCATA」と、マウス「ROG HARPE II ACE」が来場者を出迎えてくれました。

 

さらに奥へ進むと、存在感たっぷりのゲーミングチェア「ROG COURSER」が目に飛び込んできました。

 

この「ROG COURSER」は、快適性と機能性を高次元で融合させたROGブランドの最新モデルです。

 

背もたれには自然な姿勢を保ちやすいリクライニング構造が採用されており、アームレストやランバーサポートも細かく調整できるため、自分好みのフィット感が得られます。

「疲れにくさ」という点でも抜かりなく、体全体を包み込むようなサポート感があります。

 

マグネット式で着脱できるヘッドレストや、USB接続で点灯するLEDイルミネーションも搭載しています。

 

見た目にも華やかで、実用性とのバランスも抜群です。

 

実際に座ってみると、やや硬めにしっかりとホールドされる感覚で、まるでスポーツカーのバケットシートのような座り心地です。

 

安定感があり、集中力も高まりそうです。

 

周囲の照明を落とせば、チェアのサイドや肩部分からほんのり放たれる光が、さらにゲーミング感を演出します。

 

「ROGファン」であれば、間違いなく心惹かれる一脚ではないでしょうか。

 

もはや定番となった「Noctua社と」のコラボモデルに加え、「DOOM: The Dark Ages」とのコラボモデルも展示されていました。

ただし残念ながら、この「DOOM: The Dark Ages」モデルは日本国内での販売予定はないとのことです。


せめてプレゼント企画などで、手に入れるチャンスがあると嬉しいです。

 

NVIDIA GeForce RTX 50シリーズのBTF対応グラフィックスボードとして「ROG Astral GeForce RTX 5090 32GB GDDR7 BTF Edition」と「TUF Gaming GeForce RTX 5070 Ti 16GB GDDR7 BTF White Edition」が展示されていました。

これまでの「BTF対応モデル」は、専用の電源コネクタ「GC-HPWR Gold Finger」が必要だったため、対応マザーボードが限られていましたが、今回の2モデルはひと味違います。

 

新たに採用されたのは、「BTF用コネクタ」に対応しつつ、着脱可能な「GC-HPWR」構造です。

 

「12V-2×6コネクタ」経由での電源供給にも対応しているため、一般的なマザーボードでも使用できるようになりました。

BTF」の魅力を活かしつつも、より多くのユーザーが導入しやすくなったのが大きなポイントです。

 

汎用性と未来感を両立した進化系モデルと言えるでしょう。


BTF対応モデル」のホワイトバージョンも展示されていました。

全体を包む純白のデザインはおなじみですが、今回の注目ポイントは、グラフィックボードまわりの配線が一切見えないスッキリとした仕上がりです。

 

美しさと機能性を両立させた、まさに理想の「白系BTFスタイル」です。

 

そして、ついに降臨!

 

総額ウン百万円クラスの「ラスボス級」マシンが目の前に現れました。

簡易水冷クーラーから電源ユニットに至るまで、すべてが「ハイエンド」、すべてが「プレミアム」です。

 

細部に至るまで一切の妥協がなく、まさに「最強構成」の名にふさわしい一台です。

当然ながら「RTX 5090 ASTRAL」も堂々と搭載しています。

もはやこの存在感、別格です。

 

こんな一台を、いつか自分の手で組んでみたい!

 

そんな所有欲が、静かに、でも確かに爆発しそうになりました。

 

珍しい小さなデスクトップパソコン「TUF T500」がありました。

「TUF T500」は、コンパクトながら「耐久性」もしっかり備えたゲーミングデスクトップです。

 

サイズは「18.9×9.5×20.1インチ」と小ぶりですが、ゲーマー心をくすぐるアグレッシブなデザインとLED照明が存在感を放っています。

 

「MIL-STD-810H」の耐久基準をクリアしているため、持ち運びやちょっとした衝撃にも安心です。

 

冷却は90mmファンとヒートパイプによる空冷方式を採用し、低消費電力のラップトップ向けCPUのおかげで熱管理も効率的です。

 

内部はミニマルかつ機能的にまとめられており、コストパフォーマンス重視のゲーマーにぴったりの一台と言えるでしょう。

 

ノートパソコンコーナーには、スペックや価格、用途に応じた多彩なモデルがズラリと並んでいました。

毎シーズンのように、自分のライフスタイルにぴったりハマる一台が見つかるラインナップの豊富さには、思わず感心してしまいます。

以上、ASUS本社からのレポートでした。

総評

ASUS本社で開催された新製品発表会は、まさに“未来に触れる”ような体験でした。

 

近未来感あふれる洗練された社屋や、随所に感じられるおもてなしの心、そしてゲーマーの期待に応える新製品の数々に感動しました。

 

特に、48gの超軽量マウス「ROG HARPE II ACE」や、冷感素材を採用したマウスパッド「ROG SHEATH II XXL」、そして左右分割式のキーボード「ROG FALCATA」など、機能性と快適さを追求した設計には、ASUS社らしいこだわりを強く感じました。

 

イベント全体を通して印象的だったのは、単なる“製品発表”を超えた、ブランドとしての哲学と未来志向の姿勢です。

 

ASUS社が“次の当たり前”をどのように描いているのか、その一端を間近で体感できたことは、非常に貴重な時間でした。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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