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【水平設置で激変!】GEEEK社「Rhino S」をレビュー

今回ご紹介するのは2025年5月に発売されたGEEEK社「Rhino S」です。

 

「Rhino S」の詳細はこちら

価格は39.90$です。

シンプルかつ洗練されたデザインを備えた本モデルは、手頃な価格ながらも柔軟な構成に対応できる点が魅力となっています。

 

販売価格は 39.90ドル からと、非常に入手しやすい設定です。

Rhinoシリーズ」には、用途や好みに応じて選べる「Mini-ITX」と「Micro-ATX」の2タイプがラインアップされています。

 

カラーはスタンダードな「ブラック」と、清潔感のある「ホワイト」の2色を展開しています。

 

幅広いユーザー層にフィットする仕様です。

 

Mini-ITXモデル … 39.90ドル

 

Micro-ATXモデル … 49.90ドル

Rhino S」の特長

❶ 彫刻的な佇まい

 

斜めに設置されたオープンフレーム構造が、まるで現代アートのような存在感を放ちます。

 

Mini-ITX対応の自由設計

 

コンパクトながら、グラフィックボードやCPUクーラーのサイズ制限はなし

 

❸ 冷却性能の最適化

 

120mm〜360mmのAIO水冷に対応

 

❹ 透明感を纏うアクリル素材

 

軽量かつ高剛性なアクリルが、光と影のコントラストを美しく映し出します。

 

❺ 組み立て体験という儀式

 

工具付きのキット形式を採用

 

❻ 電源ユニットに対する柔軟な対応力

 

ATXからSFX-Lまで、最大150mmの電源ユニットに対応

 

❼ I/Oポートを排した美意識

 

フロントI/Oをあえて設けないことで、造形の純度を追求

 

❽ 価格以上の価値

 

約40という価格帯ながら、独自のスタイルと機能性を両立

開封の儀

外観

Rhino S」をチェックする

PC構成は以下の通りです。

 

【CPU】AMD社「Ryzen 9 7950X3D」

マザーボードASUS社「ROG STRIX B650E-I GAMING WIFI 

【メモリ】CORSAIR社「CORSAIR DDR5-4800MHz VENGEANCE 16GB×2」

GPUNVIDIA GeForce RTX 4070-S」

PSU】CORSAIR社「Corsair RM1000e 

【クーラー】Noctua社「NH-D9L」

【Ver】GeForce 581.15

開封すると、構成部材として大型のアクリルパネルが4枚同梱されています。

 

空冷構成で使用する場合は、このうち3枚を組み合わせることで、コンパクトながらも大型グラフィックボードに対応可能な、斜め設置型のオープンフレームケースを構築することができます。

まずは、各フレームの接合部をネジでしっかりと固定しながら、手順に沿って組み立てを進めていきます。

 

Rhino Sのマニュアルはこちら

 

マニュアルに従えば、DIY初心者であっても無理なく組み立てることができるよう配慮された設計です。

次に電源ボタンを取り付けます。

ここで一点注意が必要です。

 

ボタンを固定するネジは、強く締めすぎないことが肝要です。

 

締めすぎると物理的にボタンが押し込めなくなり、操作に支障をきたす可能性があります。

 

適度な隙間を持たせ、「カチカチ」とクリック感がしっかりと感じられる状態で固定しましょう。

続いて、マザーボードを固定するスタンドオフとネジを取り付けます。

 

最後に台座フレームを組み合わせれば、本体フレームの組み立ては完了となります。

完成はこのようになります。

筆者の場合は写真撮影を行いながらの作業であったため、完成までにおよそ6時間を要しましたが、一般的な組立作業であればおおよそ1時間前後で完了する内容です。

 

次に「電源ユニット」を取り付けます。

ケーブルを最小限に抑えた構成にすることで、ケース全体の印象が非常にすっきりと仕上がり、「Rhino S」の持つオープンフレームの美学が一層際立ちます。

特にベンチマークを頻繁に行う方や、構成変更が多いユーザーにとっては、この構造が大きな利便性をもたらします。

 

例えば、グラフィックボード、CPU、メモリ、さらにはCPUクーラーの交換時には、ケースをさらに奥に倒すことでマザーボードを水平に寝かせることが可能になり、作業効率が格段に向上します。

この「水平展開」は、実際に使用してみて初めてその快適さに気づく、まさに設計上の“隠れた恩恵”とも言えるでしょう。

 

また、重量級のグラフィックボードであっても、垂直方向でしっかりと自重を支える構造となっており、安定性の面でも高い信頼性を確保しています。

ただし、ATX規格の電源ユニットを用いる場合には、ケーブル収納スペースに限りがあるため、標準のケーブルをそのまま使用すると、内部が煩雑に見えてしまう恐れがあります。

 

そのため、あらかじめ長さを調整したカスタムケーブル(MODケーブル)を使用することで、配線の整理とビジュアル面の向上を両立できます。

見た目にこだわるユーザーにとっては、MODケーブルの導入はほぼ必須と言えるかもしれません。

使ってみた感想

実際に「Rhino S」を使用してみた印象として、まず特筆すべきはオープンフレーム構造ならではの卓越した冷却性能です。

 

筐体内部に熱がこもりにくく、高負荷環境下においても安定した排熱が実現されており、使用中の安心感につながります。

 

CPUの性能と温度の測定には「Cinebench R23」を使用します。

 

室温は26℃に設定し、CPUには「Ryzen 9 7950X3D」を採用しました。

 

ゲームモード(8コア)へ切り替えた状態で検証を実施しました。

Rhino S」に空冷クーラー「NH-D9L」と、簡易水冷クーラー「EK-AIO240」(Fractal Design North Charcoal Blackに換装)を搭載し、それぞれのパフォーマンスを比較した結果、スコアの差異は非常に小さいものでした。

 

「マルチスレッド性能」では「EK-AIO240」がわずかに上回ったものの、差は約1.7%にとどまり、「シングルスレッド性能」では両者にほぼ違いは見られませんでした。

 

オープンフレーム構造ならではの開放的な設計により、空冷クーラーでありながら水冷に匹敵する性能を発揮している点は、非常に印象的でした。

 

特に静音性や冷却余力に対して特別な要件がない場合は、小型かつ扱いやすい「NH-D9L」が、実用性と合理性を兼ね備えた有力な選択肢と言えるでしょう。

 

CPU温度を見てみます。

空冷の「NH-D9L」を使用した状態でも、Cinebench R23の実行中におけるCPU温度は常時90℃を下回る水準に安定します。

クーラー周辺の温度も30℃台を維持しており、「Rhino S」の開放的な設計による冷却効率の高さが際立つ結果となりました。

 

続いて、KONAMI社によるリメイク作品『METAL GEAR SOLID Δ: SNAKE EATER』を使用し、実ゲームにおけるパフォーマンス検証を実施しました。

 

検証に使用した構成は以下の通りです。

 

GPU】RTX4070 SUPER

 

【PCケース】・・・Rhino S(オープンフレーム)

 

【設定】・・・ウルトラプリセット+ネイティブ解像度+DLSS有効

解像度別パフォーマンス結果

 

❶4K(最高画質)・・・平均43fps

 

高解像度でのプレイにも対応可能ですが、演出やエフェクトの多いシーンではフレームの乱れが生じる可能性があります。

 

滑らかさを重視する場合は、画質設定の一部調整が有効です。

 

❷WQHD / フルHD(最高画質)・・・59fps

 

動作は非常に安定しており、内部的に60fps上限がかかっている可能性が高いと推察されます。

 

GPU温度・・・最大69℃前後

 

高負荷時においても、GPU温度は常に「70℃未満」に抑えられており、「Rhino S」の優れたエアフローと熱拡散構造が機能していることが確認されました。

 

GPU温度を見てみます。

 サーモグラフィ画像にて見てみます。

「RTX4070 SUPER」は、最大温度52.4°Cを示しており、高負荷時においても十分に許容範囲内に収まっていることが確認できます。


また、周囲との温度差も明確で、熱が適切に放散されている様子が分かります。

 

Rhino S」と「RTX4070 SUPER」の構成は、「WQHD」および「フルHD解像度」でのゲーミングにおいて非常に高い快適性を実現します。

 

「4K環境」でも十分な描画性能を発揮し、より滑らかなゲームプレイを求めるユーザーには、軽度の設定調整が効果的です。

 

また、「70℃未満」に抑えられたGPU温度と、空冷でも水冷に匹敵するCPU冷却性能は、「Rhino S」のオープンフレーム設計が冷却という観点で極めて有効であることを示す結果と言えるでしょう。

良かったところ

❶優れたデザイン性

 

斜め設置のオープンフレーム構造が、現代アートのような洗練された美しさを放ち、所有欲を強く満たします。

 

❷高い冷却性能

 

開放的な設計により、空冷クーラーでも水冷に匹敵する冷却効率を実現します。

 

高負荷環境下でもCPU温度は安定し、GPU温度も70℃未満に抑えられています。

 

❸自由度の高い内部設計

 

Mini-ITX対応ながら、グラフィックボードやCPUクーラーのサイズ制限がなく、最大360mmまでのAIO水冷にも対応します。

 

大型パーツの搭載も問題ありません。

 

❹コンパクトかつ組み立てやすい設計

 

工具付きキット形式ながら組み立ては比較的簡単で、マザーボードを水平に倒せる構造はメンテナンス性にも優れています。

 

❺優れたコストパフォーマンス

 

39.90$という価格帯でありながら、デザイン性と機能性を高い次元で両立しています。

 

❻マニュアルには明記されておりませんが、「Rhino S」はさらに奥側へ傾けて設置することにより、より重量のあるグラフィックボードの搭載が可能となります。

水平に近い角度での設置が可能な設計となっており、パーツの交換作業が飛躍的に容易になるため、非常に推奨できる構成です。

 

筆者個人としても、設置面積や重心バランスの観点から、水平スタイルの方が自然に感じられます。

残念な点、注意する点

❶フロントI/Oポートの不在

 

デザイン性を重視した結果、フロントI/Oポートが設けられておらず、利便性を重視するユーザーにとっては不便に感じられる場合があります。

 

❷埃の侵入とケーブルの露出

 

オープンフレーム構造のためホコリが溜まりやすく、ケーブルが露出することで見た目が乱雑になりがちです。

 

見栄えを重視する場合はMODケーブルなどの工夫が必要です。

 

❸設置面積の広さ

 

斜め設置の独特な形状により、設置スペースがやや広めに必要となります。

 

設置場所の確保には注意が必要です。

 

❹ グラフィックボードの映像出力ポートの一部が使用できない

強度を優先した設計のためか、一部の映像出力ポートが使用できない仕様となっています。

総評

GEEEK社の「Rhino S」は、独創的な斜め設置のオープンフレーム構造を採用し、優れた冷却性能と高い拡張性を手頃な価格で実現したMini-ITXケースです。

 

パーツの視認性やアクセス性に優れ、空冷環境においても水冷に匹敵する冷却効率を発揮します。

 

頻繁なメンテナンスにも配慮された設計が特徴となっています。

 

一方で、フロントI/Oポートの非搭載やホコリの侵入リスク、ケーブルの露出、設置スペースの確保といった点には事前の配慮が必要です。

 

また、筐体構造の制約により、一部のグラフィックボード出力ポートが使用できない可能性があることも留意すべき事項です。

 

それでもなお、「Rhino S」は機能性と美的感覚を高度に融合させた稀有なモデルであり、デザイン性と実用性の両立を追求するユーザーにとって理想的な一台と言えるでしょう。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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主な仕様

サイズ-300 x 200 x 250 mm

重量-1.1㎏

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