
今回ご紹介するのは、2025年12月29日にリリースされたMaxon社「Cinebench 2026」です。
価格は無料です。
今回のレビューはWindows版を対象としています。
「Cinebench 2026」の特長
❶Redshiftベースの実用的ベンチマーク・・・Cinema 4Dで使われている標準レンダラー「Redshift」を使用し、実際の3Dレンダリング作業に近い負荷でCPUやGPUの性能を測定します。
❷CPU / GPUを個別に評価可能・・・CPUは1コア性能(Single)と全体性能(Multi)、GPUはRedshiftによるレンダリング性能を、それぞれ数値で分かりやすく確認できます。
❸最新世代ハードウェアに正式対応・・・GeForce RTX 5000、Radeon RX 9000、Apple M4/M5など、最新パーツの性能を正しく測定できます。
❹SMT(同時マルチスレッディング)専用テストを追加・・・SMTをオン・オフした際の性能差を確認でき、CPUの特性をより詳しく把握できます。
❺マルチスレッド負荷が大幅に強化・・・旧世代「R23」と比べて約6倍の負荷となり、高性能CPUほど違いが分かりやすくなっています。
❻旧バージョンとのスコア互換性なし・・・テスト内容が大きく変わったため、R23や2024のスコアとは直接比較できません。
❼要求スペックが上昇・・・快適に測定するには、RAM 16GB以上、GPUのVRAM 8GB以上が推奨されます。
❽Windows / macOS / ARM環境に対応・・・「x86」だけでなく「ARM」にも対応しており、幅広い環境で利用できます。
使ってみた感想
早速、「Cinebench 2026」を起動します。
PC構成
【CPU】AMD社「Ryzen 9 9950X3D」
【マザーボード】ASUS社「ROG CROSSHAIR X870E HERO」
【メモリ】CORSAIR社「CORSAIR DDR5-7200MHz DOMINATOR TITANIUM 96GB ブラック [24GB×4枚] 」
【GPU】ASUS社「RTX5090 ASTRAL」、NVIDIA社「NVIDIA GeForce RTX 4090」「NVIDIA GeForce RTX 5080」「NVIDIA GeForce RTX 5070」、玄人志向社「RD-RX9070XT」、インテル社「Intel Arc B580 Limited Edition」
【PSU】CORSAIR社「Corsair RM1200e」
【AIO】EK社「EK-AIO Basic 240」
【Ver】GeForce 591.44 / Adrenalin 25.12.1 / Graphics Driver 32.0.101.6332_101.8136
「Resizable BAR」は有効にしています。(室温5℃)
トップ画面はこのような構成になっています。

「Cinebench 2026」のトップ画面は非常にシンプルで、CPU・GPUそれぞれのベンチマークを個別に測定可能です。
テスト結果は一連の流れで表示されるため、マシン全体の性能を直感的に把握できます。
操作方法は左側でテスト項目を選択 → 右側で測定モードを選択 → Startをクリックという構成で、初めて使うユーザーでも迷いにくい設計です。
測定モードは「1回のみ」「10分連続」「30分連続」の3種類が用意されています。
連続テストは、❶冷却性能の確認、❷長時間負荷時の安定性、❸サーマルスロットリングの有無を検証したいユーザーにとって非常に有効です。

短時間でスコアを確認したい場合は「1回のみ」、発熱や消費電力、長時間使用時の挙動を把握したい場合は「10分」「30分連続」を選択すると良いでしょう。
ベンチマーク測定してみます。

測定中は、大きな描画タイルを1つずつ処理していく様子が確認できます。
「RTX5090」のGPUスコアは「164,489」と突出しており、現世代におけるフラッグシップの性能を明確に示しました。
全体の結果を見ると、GPUの世代差およびクラス差が非常に分かりやすく反映されています。

「RTX5090」は他を大きく引き離す別格の性能を示し、「RTX4090」も旧世代ながら依然として高水準です。
一方、「RTX5070」は上位モデルとの差が明確で、重量級レンダリング用途では限界が見えます。
「Cinebench 2026」は、GPUの純粋な演算性能を素直に反映するベンチマークと言えるでしょう。
旧世代の「Cinebench 2024」と比較すると、「Cinebench 2026」は動作レスポンスが大幅に改善されています。
以前は測定開始までに時間がかかり、全体的に重たい印象がありましたが、「Cinebench 2026」では操作や描画がスムーズで、ベンチマーク用途として非常に扱いやすくなりました。
今後の検証環境においても、積極的に採用したい完成度です。
現時点ではインテル社「Intel Arc B580」は正式対応していない点には注意が必要です。
一方で、「UI」は「Cinebench 2024」と共通の設計となっており、過去に使用経験があるユーザーであれば違和感なく移行できます。
また、Apple社「Mシリーズチップ」にも対応しているため、「Macユーザー」にとっても有用なベンチマークツールとなっています。
総評
「Cinebench 2026」は、CPUやGPUの性能を分かりやすく確認できるベンチマークソフトです。
旧世代「Cinebench 2024」よりも負荷が重くなっており、パソコンの性能が高いほどスコアの差がはっきりと表れます。
自分のPCがどれくらいの力を持っているのかを知るのに役立ちます。
テスト内容は、実際の3D映像を作る作業に近いため、特にグラフィック性能の目安として信頼できます。
また、最新のCPUやGPUにも対応しているので、これから新しいPCを使う人でも安心して利用できます。
一方で、メモリを多く使うため、性能が低いPCではスコアが伸びにくい点には注意が必要です。
とはいえ、操作画面はシンプルで迷いにくく、初めてベンチマークを使う人にも扱いやすいソフトと言えるでしょう。
お目通し戴き、ありがとうございました。
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