新世代は旧世代を大きく超えよ

科学技術は日進月歩の世界です。特にテレビ、オーディオ、コンピューター関連の機器は急速に加速しています。 新世代、旧世代のそれぞれの製品の特長を見い出し参考になれば幸いでございます。

【一家に一台の時代へ!】Oculus社「Oculus Quest 2 64GB」をレビュー(準備編)

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今回ご紹介するのは2020年10月13日に発売されたOculus社「Oculus Quest 2」です。 ラインナップは「64GB」「256GB」の2種類あります。

「Oculus」の歴史

オキュラスの歴史は「Oculus Rift」から始まり「Oculus Go」➡「Oculus Rift S」➡「Oculus Quest」➡「Oculus Quest 2」へと順調に進化してきました。

 

「Rift S」はPC接続タイプに対し「Oculus Quest」は内部にプロセッサーなど全てを詰め込んだ一体型になります。

 

進化の過程を整理すると・・・

 

有線ケーブル・・・「Oculus Rift」➡「Oculus Rift S」

 

スタンドアロン型・・・「Oculus Go」➡「Oculus Quest」➡「Oculus Quest 2」という感じで分かれます。

 

よって「Oculus Quest 2」は「第三世代スタンドアロン型」になります。 簡単にスペック表をまとめてみました。

機種名 Oculus Quest 2 Oculus Rift S Oculus Quest Oculus Rift
解像度(両目) 3664×1920 2560×1440 2880×1600 2160×1200
ディスプレイ 液晶 液晶 OLED(有機EL) OLED(有機EL)
リフレッシュレート 72Hz/90Hz (90Hzはアップデートで対応) 80 Hz 72 Hz 90 Hz
プロセッサー Snapdragon XR2 - Qualcomm Snapdragon 835 -
視野角 110度 110度 100度 110度
ラッキング 6DoF
外部センサー 不要 不要 不要 必要
コントローラー Oculus Touch ×2
瞳孔間距離調整 あり なし (ソフトウェア側で調整) あり あり

歴代の「Oculus」と比べてみると「Oculus Quest 2」の解像度がグンと上がったのが分かります。

 

VR」はまだまだ始まったばかりのコンテンツなので今後の進化がどのように変わっていくのか楽しみです。

ラッキングの「6Dof」とは・・・

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ラッキングには「3Dof」と「6Dof」の2パターンあります。 「3Dof」は主に「スマホVR」で採用されてます。

 

スマホVR=3Dof」と「Oculus=6Dof」の違いは検知できる動きの数が違います。

 

「3Dof」・・・頭の 回転傾き

 

「6Dof」・・・頭の 回転傾き + 移動の位置(VR内でしゃがむ、 歩く ことができる)

 

よってOculusの「6Dof」は、しゃがむ、歩く動作を検知できることにより更にリアルな体験を実現することができます。

「Oculus Quest 2」の特長

❶まるで映画館にいるような臨場感・・・ヘッドセットに内蔵されたスピーカーが、映画館のような全方位からの迫力あるサウンドを演出します。

 

遠くで叫ぶ仲間の声や、背後に回り込む敵の足音を立体的かつリアルに感じることができます。

 

VR映像をミラーリング・・・対応テレビやOculusモバイルアプリを使い、VR映像を映し出すことで、あなたがいる世界をみんなと共有することができます。

 

Facebookで一緒に・・・Facebookアカウントにログインすることで、友達と一緒に世界を冒険したり、対戦したりすることができます。

 

❹PC接続で拡がる可能性・・・Oculus Linkケーブルで、ヘッドセットと互換性のあるPCを接続することで、Riftストアのソフトがプレイできるようになります。(Oculus社HPより引用)

開封の儀
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外観
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「Oculus Quest 2」をチェックする

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本体の外観はガジェット感がなくなり部屋のインテリアに合わせやすい温かみのあるホワイトカラーになりました。

 

旧世代「Oculus Rift S」と並べてみます。

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ヘッド部分は「Oculus Quest 2」の方が小さくなりました。

 

また「ストラップ(別売り)」が省かれて「ゴムバンド」に変わりました。

 

本体に搭載されている位置を検知するカメラの数は全部で「4基」あります。

 

Oculus Rift S」は真上に「1つ」設けていましたが「Oculus Quest 2」は左右の上下「2基」のみになりました。

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このカメラのおかげで「外部センサー不要」になりVRはより身近にお手軽になりました。

 

本体のサイドにイヤホン端子があります。

 

内蔵スピーカーも搭載されていますが、お好みのイヤホンやヘッドホンでもお楽しみいただけます。

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また近くに充電またはPCに接続する「USB Type-C」端子があります。

 

充電はこんな感じです。

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では早速、レンズの保護カバーを外します。

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すると保護シールが見えました。

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「瞳孔間距離調整」を調整してみます。

 

レンズ部分を左右に動かすと「3段階」に拡げることができます。

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「1」「2」「3」と表示されますのでピントを合わせることができます。

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コントローラーを見てみます。

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「カーソルスティック」「A・Bボタン」「メニューボタン」です。

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ちょっと「Oculus Rift S」と見比べてみます。

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大きさは「Oculus Quest 2」の方が小さく見えますが握った感じは「Oculus Quest 2」の方が横に広がった分、「カーソルスティック」「A・Bボタン」が少し遠くなりました。

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手が小さい方は指が届きにくくなり少々、使いづらいかもしれません。

 

次はメガネ着用の「スペーサー」をヘッドに取り付けます。

 

筆者は「メガネ」を掛けているので付属アイテムで助かります。

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クッションを外して「スペーサー」を取り付けます。

 

左「取り付け前」、右「取り付け後」

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クッションを戻して完成!

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早速、被ってみます。

 

「正面」

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「左・右」

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被ってみて気になる点がありました。

 

❶ゴムバンドの調整は必須です。

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頭頂部は「マジックテープ」で調整できます。

 

ゴムバンドを調整します。

 

まず端の固定ベルトを後頭部が長くなるように引きながら伸ばします。

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すると良い感じに左右対称に伸ばせました。

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上から見るとこんな感じです。

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ここでアクシデント発生です!

 

バンドを丁度良く締めると「目下」から外の「光」が漏れます。

 

なので「光」が入らないように、もっと強く締めます。

 

またまたアクシデント発生です!

 

次は「ゴムバンド」が強くて「眼球」が圧迫されます。

 

さらに強く締めてるにも関わらず、わずか「目下」に光が漏れます。

 

原因は「バンド」の固定位置が中心よりも上にあります。

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さらに頭頂部に向かって引っ張られるので「目下」に隙間が生じてしまいます。

 

つまりこんな感じで反作用が働きます。

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このまま我慢すれば使用できなくはないですが・・・

 

またまたアクシデント発生です! 「ゴムバンド」がキツ過ぎるせいで被る際に「髪」が抜け落ちます!

「髪」は大切に!

ここで「ゴムバンド」の問題解決に必須アイテムが「ストラップ(別売)」です。

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まず「ゴムバンド」を外します。

 

このように外側に向かって力を入れると外れます。

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次は「ストラップ」を取り付けます。

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「ストラップ」を固定したら「頭頂部ベルト」をヘッドに通します。

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そして・・・完成!

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早速、被ってみます。

 

中央の「ダイヤル」を回せば、とても良い感じに締められます。

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弱い力で「目下」の光漏れが、ほとんどなくて快適です。

 

ただし「鼻」あたりは少々、漏れますが別売りのシリコンカバーで何とかなりそうです。

 

「ストラップ」と「ゴムバンド」の違いを見てみます。

 

左「ストラップ」、右「ゴムバンド」

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「ストラップ」は見た目がカッコよくなりました。

 

見た目だけでなく被るのが楽になったので気軽に楽しめるようになりました。

 

ここで「Oculus Rift S」と並べてみます。

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「ケーブル」がない分、スッキリしてリビングに溶け込みやすくなりました。

 

次はPCと繋ぐ「Oculus Linkケーブル」を見てみます。

PCと繋げば無限のパラレルワールドへ!
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ヘッドに「Oculus Linkケーブル」を繋げます。

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コネクタが「L字型」なので出っ張ることがありませんが万一、何かに引っかかってコネクタを傷めそうです。

 

ここで「ひと工夫」です。

 

念のため「コネクタ」に「バンド」で留めることをお勧めします。

 

こんな感じです。

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筆者は「PC接続」で使用する前提にあるので用途として「Oculus Rift S」と変わりませんが使用感は「Oculus Quest 2」の方が「ケーブル」が柔らかくて軽いので、とても快適になりました。

 

早速、スイッチオン!

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というわけで今回は「準備編」なので次回は「プレイ編」を書いていきます。

使ってみた感想

パッケージが「簡略化」されてコストが抑えられて良いのですが付属「ゴムバンド」のせいで作りが少々、チープな感じがします。

 

「ゴムバンド」はオマケというつもりでいて「ストラップ」を装着することをオススメします。

 

特に「ビートセイバー」など激しい動きは必須アイテムです。

 

YouTube」など動画鑑賞メインであれば「ゴムバンド」で十分です。

 

「コントローラー」形状がやや横に拡がって指が届きにくくなりました。

 

筆者は手が小さいので「Oculus Rift S」の方が使いやすかったです。

 

「Oculus Quest 2」では「瞳孔間距離調整」が物理的に調整できるうえに「メガネスペーサー」が活用できるので視界の見え方が変わり没入感がグッと増して楽しめるようになりました。

良かったところ

❶ケーブルレスで被るのが億劫にならないです。

 

ケーブルがあるだけで遊ぶまでに気が重くなります。 ケーブルレスは快適で使用頻度がグッと上がります。

 

❷別売りの「ストラップ」を導入すれば「Oculus Rift S」以上に快適です。

 

特に「メガネ」併用ができて視界がハッキリして没入感が増してきます。

 

❸「瞳孔間距離調整」が物理的に調整できるので、とても便利です。

 

Oculus Rift S」ではソフトウェアを使用したので、とても面倒で効果も分かりづらかったです。

 

❹内蔵スピーカーの音が意外と良いです。

 

ラジオのように「シャカシャカ」したイメージを持ちましたが若干、低音が効いていてボリュームを最大にしても、うるさく感じませんでした。

残念な点、注意する点

❶「ゴムバンド」が激しい動き前提に設計されていない。

 

特に「ビートセイバー」など遊びたい方は「ストラップ」が必須アイテムです。

 

❷個人差はありますがコントローラーが横に拡がって手が小さい方は指が届きにくく使いづらいかもしれません。

 

❸鼻あたりの隙間から少々、光漏れがあります。

 

対策として光漏れを防ぐ「シリコンカバー」が売っているので気になる方は用意したほうが良いでしょう。

総評

「Oculus Quest 2」はガジェット感を無くしデザインを大きく変えてリビングルームに溶け込みやすくなりました。

 

「ワイヤレス」になることで、ふとした瞬間「Oculus Quest 2」に手を伸ばしやすくなることで「VR」が一般ユーザーに身近になれるよう工夫されました。

 

そのおかげで「VRの世界」に興味なかった方も「VR」の魅力に惹かれ、いつの間にか用途が「遊び」から「実用」へ欠かせない存在になることでしょう。

 

よって老若男女問わず誰でも気軽に楽しめる「Oculus Quest 2」は一家に1台の時代が来る日が遠くないでしょう。

 

さて、もうすぐ冬休みです。

 

コロナの影響でじっと部屋にこもっては体が鈍ってしまいます。

 

運動がてら「VRの世界」で羽ばたいてみませんか?

主な仕様

タイプーVRヘッドセット

ディスプレイタイプーLCD

ディスプレイ解像度ー片目あたり:1832x1920

視野角ーリフレッシュレート 60、72、90 Hz

接続端子ーUSB Type-C/3.5mmオーディオジャック

 

 

お目通し戴き、ありがとうございました。

 

AD: N.K

お時間があれば、こちらも目を通して戴けると幸いでございます

【正規輸入品】Oculus Rift S (オキュラス リフト エス)

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