新世代は旧世代を大きく超えよ

科学技術は日進月歩の世界です。特にテレビ、オーディオ、コンピューター関連の機器は急速に加速しています。 新世代、旧世代のそれぞれの製品の特長を見い出し参考になれば幸いでございます。

【マウスも8K時代へ!】RAZER社「Razer Viper 8KHz」をレビュー

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今回ご紹介するのは2021年2月12日に発売されたRAZER社、両手用ゲーミングマウス「Razer Viper 8KHz」です。

 

 

「Razer Viper 8KHz」は「Razer Viper」をベースに「ポーリングレート」が「8000KHz」と超高解像度の動作データを送信する機能を追加したバージョンです。

「ポーリングレート」とは・・・

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1秒間にPCからマウスへ「データ送信」する回数のことを言います。

 

特に「FPS」など「コンマ世界」に活躍します。

 

さらに言えばゲーミングモニターのリフレッシュレート「360Hz」と組み合わせれば最強のゲーミング環境が整います!

 

だだ注意しないといけないのは「ポーリングレート」が上がると「PC」に大きな負荷がかかります。

 

スペックが足りないと「遅延」が発生します。

 

なので、それなりにスペックを要求されるのでPCスペックの見直しが必要かもしれません。

「Razer Viper 8KHz」の特長

❶これまでにない最速の速度と最小の遅延を実現する!

 

❷8000Hzポーリングレートを装備

 

❸両手利きのeスポーツゲーミングマウス

 

❹遅延を1ミリ秒から1/8ミリ秒に短縮

 

❺第2世代RAZERオプティカルマウススイッチを採用

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❻71グラムの軽量設計

 

❼高度なオンボードメモリ・・・Razer HyperShift機能を介して、最適なキーバインド、マクロ、および2倍の入力にアクセスできる。

 

❽RAZER SPEEDFLEXケーブル・・・柔軟性を高めるために織り込まれ、ドラッグを最小限に抑えるように設計

 

❾射出成形ゴムサイドグリップ・・・より安全なスワイプのために、マウスには左側と右側を完全に覆うゴム製のグリップがあり、シェルの一部として成形されているため、剥がれることはありません。

 

❿8つのプログラム可能なボタン・・・Razer Synapse 3を介して完全に構成可能で、8つのプログラム可能なボタンを使用すると、マクロと二次機能にアクセスして高度な制御を行うことができます。(RAZER社HPより引用)

開封の儀
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外観
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「Razer Viper 8KHz」をチェックする

パッケージが大きく変わりました。

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今までのパッケージは爪で留まっていたのに対し新しいパッケージは折り紙のように包み込まれています。

 

従来は開封の際に「爪」がうまく外せなく破れてしまうことが、しばしばありました。

 

新しいパッケージは「爪」で引っ掛かることがないので保管性に優れています。

 

またマウスには「巾着袋」が付属しているので外部のキズから守るカバーとして「携帯性」に優れています。

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それでは「Razer Viper 8KHz」を見てみます。

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外観は丸みを帯びてポピュラーなフォルムを活かしたデザインです。

 

この丸みが手の中にフィットしやすくて長時間の作業でも疲れにくいのが特長です。

 

「RAZERロゴ」は見えにくくなりましたがPCと接続すると「ロゴ」が浮かび上がります。

 

「ロゴ」は要らない派にとっても配慮されたデザインなので、とても親切な設計です。

 

また外観は旧世代「Razer Viper」とほとんど同じです。

 

ちょっと並べてみます。

 

左「Viper 8KHz」、右「Razer Viper」

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高さもほぼ同じです。

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「Razer Viper 8KHz」は両手用なので反対側も見てみます。

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反対側の「2ボタン」はFPSのような激しい実戦に使用することは難しいですが比較的、使用頻度が少ない「マップ」「TAB」など割り当てると便利です。

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早速、手に取ってみます。

 

重量は実測で「72g」あります。

 

最近は軽量化に特化したマウスが多くなっており、「72g」はやや重い部類に入るのではないでしょうか。

 

ボタンの押し心地をチェックします。

 

クリックボタンは「やや固め」です。

 

サイドボタンも「やや固め」です。

 

上下スクロールは「やや重め」です。

 

スクロールボタンは「普通」です。

 

珍しく「Razer Viper 8KHz」が全体的に押し心地が「固め」に仕上がっているので「耐久性」を重視したのか人によっては違和感があるかもしれません。

 

次はそれぞれのパターンで握ってサイドボタンに置ける親指の位置を確認します。

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かぶせ持ち

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つかみ持ち

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つまみ持ち

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筆者は手が小さいので「つかみ持ち」が一番しっくりきます。

 

「USBケーブル」を見てみます。

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先端は「RAZERグリーン」が採用されてます。

 

次はRAZERのアプリソフト「Razer Synapse」を使ってマウスの魅力を探りたいと思います。

「Razer Synapse」を使ってみる

まず最初にUSB端子をPCに繋ぐと自動的にダウンロードが始まります。

 

初めての方にはとても親切です。 もしもダウンロードが始まらないは、こちらをクリックしてください。

 

「Razer Synapse 3」はこちら


基本画面構成 

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次にボタンの配置やマウス感度の設定ができます。

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「標準」と「Hypershift」を使い分けることもできます。

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感度設定は細かく設定できるので使いながら調整すると良いでしょう。

 

ここで「ポーリングレート」の設定の違いを見てみます。

 

上「Viper 8KHz」

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下「Basilisk Ultimate」

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「ポーリングレート」の幅が最大「8000Hz」まで設定できます。

 

後ほど効果を見てみます。

 

RAZERの醍醐味である「Razer Synapse3」を使って「Razer Chroma」LEDイルミネーションの設定することができます。

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ライティングパターンも増えましたので更に細かいカスタマイズが可能になりました。

 

「Razer Synapse3」では一覧画面になるので見やすくなりました。

 

LED点灯の様子

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マウスパッドの表面の状態によってマウスカーソルの精度を最大限に引き出す「マウスマット表面転正」があります。

 

「スマートトラッキング」・・・配置する表面に関わらず単一のカットオフポイントをミリ(mm)単位で希望の距離に設定できます。

 

「非対称カットオフ」・・・センサーのリフトオフディスタンスに加えて、マウスがトラッキングを再開するランディングディスタンスを設定できる非対称カットオフにより新たなレベルの精度が体験できます。

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お手持ちのRazerマウスパッドを一覧の中から選んで「調整」ボタンを押すだけです。

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マウス本体の裏側に「DPI STAGE」スイッチがあるので、わざわざ「Razer Synapse」を呼び出さなくてもボタン1つで瞬時に予め設定しておいた感度をプロファイルにて切り替えることができます。

使ってみた感想

まず最大感度を見てみます。

 

マウス感度は「20000DPI」です。

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「ポーリングレート」の効果を試すべく「コール オブ デューティ ブラックオプス コールドウォー」を遊んでみます。

 

PC構成

【CPU】AMD社「Ryzen 9 5950X」

マザーボード】「ROG CROSSHAIR VIII IMPACT」

【メモリ】キングストン社「HyperX Predator RGB 4000MHz 8×2/16GB」

GPU】「ROG-STRIX-RTX3090-O24G-GAMING」

 

「Viper 8KHz」と「Viper 無印」を使用します。

 

モニターはリフレッシュレート「170Hz」を出力するASUS社「XG279Q」を使用します。

 

DPI感度は「1800」に設定します。

 

「Viper 8KHz」と「Viper 無印」を交互に持ち替えながら操作してみましたが残念ながら筆者の感覚では違いが分かりませんでした。

 

敢えて違いを挙げるなら「デスクトップ画面」のマウスカーソルの間隔が小刻みに一定の動作をします。

 

しかしゲームでは体感的に効果の違いは感じ取ることができませんでした。

 

設定が良くないのか、それともモニター「170Hz」ではスペック不足なのか?

 

どちらしても効果の違いが分かりにくい構成とも考えられるので「360Hzモニター」を導入して試さないといけないようです。

良かったところ

❶「オプティカルマウススイッチ」は高速応答0.2ms、7,000万回のクリック耐性を体験できる。

 

❷手が小さめの方でも持ちやすいです。

 

❸ケーブルは太く柔らかめですが意外に「スルッ!」と解けやすく絡みにくいです。

 

❹サイドのゴムラバーの吸着がとても良く汗で蒸れてもグリップが効きます。

 

実測では「72g」と非常に軽く長時間の作業でも疲れにくいです。

 

また丸みを帯びているので手にフィットしやすく手が痛くならないです。

 

❺「上下スクロール」がやや固めなので「スクロールボタン」を押す際に誤押しが少ないです。

残念な点、注意する点

❶「ポーリングレート」の「8000Hz」の違いがよく分からないです。

 

違いが分かりにくくては「Razer Viper 8KHz」の醍醐味が失われてしまいます。

 

期待値が高かったのに効果の違いが分かりにくいのは非常に残念です。

 

❷既存の「RAZER製品」の中では「Razer Viper 8KHz」はボタンが少ないです。

 

利き手の反対側のサイドボタンをうまく活用すれば用途が広がります。

 

❸「8KHz」が対応するゲームタイトルが少ないです。

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対応ゲームタイトルはこちら

総評

「Razer Viper 8KHz」の醍醐味である「ポーリングレート」の「8KHz」は違いが分かりませんでした。

 

リフレッシュレート「360Hz」のモニターで試さないと「8KHz」の性能を引き出せないのか?

 

非常に気になるところです。

 

いつか「360Hzモニター」を導入したいと思いますので、一旦「8KHz体験」はお預けです。

 

もしも「8KHz体験」の購入をご検討ならば一度、店頭にて確かめると良いでしょう。

 

 

お目通し戴き、ありがとうございました。

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主な仕様

センサー解像度-最大20,000dpi

読み取り速度-650ips

加速度-50G

ポーリングレート-125/500/1,000/2,000/4,000/8,000Hz

サイズ-126.7×57.6×37.81 mm

重量-71g

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