今回ご紹介するのは先日、投稿したBOSE社5.1chホームシアター「Lifestyle 650 home entertainment system=以下、LS-650」に「Bass Module 700 BLK=以下、BM700」をもう一台、追加したのでレビューしていきます。
- サブウーファーを2台同時に鳴らすメリットとは?
- 開封の儀
- 外観
- 「Bass Module 700 BLK」を2台、設置する
- ウーファー2発は凄かった!
- 良かったところ
- 残念な点、注意する点
- 総評
- 主な仕様
- 関連商品
- 話題のトレンド
- お時間があれば、こちらも目を通して戴けると幸いでございます
サブウーファーを2台同時に鳴らすメリットとは?
「LS-650」にもう一台、追加するメリットはあるの?!と、お思いですが結論から言えば、十分過ぎるほど効果があります。
そもそも一般的なホームシアター「5.1ch」といってフロント(2本)+センター(1本)+リア(2本)とサブウーファー(1本)の計、6本のスピーカで構成されています。
「0.1ch」と表記されるサブウーファーの役割とは「重低音」を担います。
「重低音」は音に方向性(無指向性)を感じさせないことから設置には制限がなく、どこに置いても良いとされています。
しかし実際に視聴してみると「重低音」がサブウーファー方向から強く鳴っていることが分かります。
この現象は「定在波」が関係しています。
簡単に言えば重低音が「強く聴こえる場所」と「弱く聴こえる場所」があることを言います。
最悪の場合は無駄に振動するだけで「重低音」が全く聴こえないこともあります。
せっかく気に入ったスピーカーを買ったのに、お店で聴いた感動が伝わらない!と経験した方は少なくないはずです。
お店と自宅では「家具」や「間取り」が大きく異なるから当然、聴こえ方も変わってきます。
筆者は偏った重低音ではサブウーファーの存在が気になってしまい映画に集中できなくなる性分です。
そこで低音エネルギーを均一に放射させるべく「Bass Module 700 BLK=以下、BM700」をもう一台、追加に至るというお話です。
開封の儀




内容物(BM700、電源ケーブル、3.5mmサブウーファーケーブル)
外観
「Bass Module 700 BLK」を2台、設置する
理想的な音場を創るべく「BM700」は幸いにも30cmのコンパクトな「正方形」を活かして「ポート」の向きを自在に変えながら低音の拡がりを確認していきます。
ホームシアター専門家の理論で言えば「左右対称」は見た目は良いが音質的には「NG」とのことです。
一般的にサブウーファーは「フロントスピーカー」の近くに設置します。
理想はスペースに制限がなければウーファーから発する心地よいポイントを探しリスナーに合わせると良いでしょう。
そこで「BM700」は正方形のコンパクト性を活かし「フロントスピーカー」の近くに置きながらポートの向きを自在に変えると「定在波」の問題が解決します。
それでは2台分の「BM700」に繋げるスピーカーケーブルを用意します。


「3.5mm2分配ケーブル」はこんな感じで繋げてコンソールの「Acoustimass」へ、2分配ケーブルはそれぞれ「BM700」の入力へ接続します。
結果、このようなレイアウトで落ち着きました。
向きによって重低音の拡がり方が大きく変わります。
好みの響きを探すのが楽しいので色々、お試しください。
ウーファー2発は凄かった!
理想的な重低音再生が実現しました。
どのような音場になったというと・・・ まず低音のボリュームが「ー8~+8」の16段階のうち「ー3」でも十分な重低音再生が可能になりました。
出力が小さく抑えられるので低音エネルギーに余裕が感じられて締まった重低音が放射するようになりました。
今まで低音が「弱かったポイント」がしっかり聴こえるようになりました。
映画館のように低音が均一に鳴り響くようになったので映画鑑賞が楽しくなりました。
ただ音源によって低音エネルギーが大きく変わります。
例えば「Blu-ray」で再生すると低音が強すぎてバランスが悪いですが・・・。
近所、気にせず重低音を出せる環境をお持ちならば映像、音響、空間を極める最先端シアターシステム「IMAX級」でお楽しみください。
「ヘッドホン」してるような異次元空間に化けます。
しばらく観てると物が落下します。
それくらい低音エネルギーが凄まじいです! 一般的にはボリュームは「0以下」をオススメします。
「Blu-ray」とは対照的に「ネットフリックス」では低音が割と軽めなので「+7」くらいが丁度良い気がします。
「ネットフリックス」の低音は床に響かない(振動しない)ので深夜には向いてると思います。
良かったところ
❶正面を見たとき左右対称なので見た目が良いです。
❷低音が弱いポイントをカバーできる。
低音が均一になるだけでなく腹に来るパンチある重低音再生が可能です。
特にクラブミュージックの重低音が気持ち良いです。
❸より太く深く再生する重低音は一般的な映画館よりも上質なサウンドで映画や音楽を楽しめる。
その気になれば「IMAX」と同等、いや、それ以上のプレミアム空間に様変わりします。
残念な点、注意する点
❶2発、設置することで低音が更に強いポイントが発生します。
特に強いポイント周辺は「ビリビリ」と鳴り響くので吸音シートなど減衰対策が必要です。
対策を講じないと「物」が動きます。
そのくらい低音エネルギーが発します。
❷2台分の「ワイヤレス接続」がうまく繋がりません。
そのような場合は「有線接続」をオススメします。
音質は誤差の範囲ですが「Blu-ray」再生時は「有線接続」の方が低音の深みがある気がします。
❸それぞれサブウーファーの距離は中心に対し、なるべく同じになるようにしてください。
「低音ズレ」が発生する場合があります。
総評
最近のBOSE製品はデバイス間を繋げるWi-Fiネットワーク「SoundTouch」以外のデバイスも互換性や拡張性に注力しています。
例えば・・・
最初に「サウンドバー」を買っておいて、しばらくして物足りなくなった時に拡張できるシステムがとても便利です。
購入後に気が付いたことですが「Lifestyle 650」にサブウーファーを追加することは「邪道」ではないようです。
BOSEのラインナップ「SOUND TOUCH 300 SOUNDBAR」ではサブウーファーは2台接続が可能になっています。
他社メーカーとの互換性はありませんがBOSE製品なら「BOSE音色」にチューニングされているのでお手持ちのBOSEシステムで物足りなさを感じたら是非、追加、拡張してみてください。
きっと映画館を超える贅沢空間が実現することでしょう!
お目通し戴き、ありがとうございました。
A I: N.M
AD: N.K
主な仕様
サイズ-幅x高さx奥行 295x325x295 mm
重量 -13.6 kg
関連商品
話題のトレンド
お時間があれば、こちらも目を通して戴けると幸いでございます
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