新世代は旧世代を大きく超えよ

科学技術は日進月歩の世界です。特にテレビ、オーディオ、コンピューター関連の機器は急速に加速しています。 新世代、旧世代のそれぞれの製品の特長を見い出し参考になれば幸いでございます。

【初値のまま?!在庫復活!】サファイア社「SAPPHIRE PULSE Radeon RX 6600 GAMING OC 8G GDDR6」をレビュー

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今回ご紹介するのは2021年10月14日に発売されたサファイア社「SAPPHIRE PULSE Radeon RX 6600 GAMING OC 8G GDDR6=以下、RX6600」です。

 

「RX6600」は「RX6600XT」のワンランクの下位クラスになります。

 

「RX6600」はフルHDが60fps以上のパフォーマンスを持つとされています。

 

国内市場価格は59,800円~66,000円前後くらいです。(12月13日当時)

 

スペックは以下の通りです。

GPU

RX6600

RX6600XT

RX6700XT

RTX3060

RTX3060Ti

RX5700XT

コア数 1792 2048 2560 3584 4844 2560
ベースクロック 2044 MHz 2359 MHz 2321 MHz 1320 MHz 1410 MHz 1605 MHz
ブーストクロック 2491 MHz 2589 MHz 2581 MHz 1780 MHz 1670 MHz 1905 MHz
メモリ 8GB 8GB 12GB 12GB 8GB 8GB
メモリ種類 GDDR6 GDDR6 GDDR6 GDDR6 GDDR6 GDDR6
バス幅 128-bit 128-bit 192-bit 192-bit 256-bit 256-bit
メモリ帯域幅 224 GB/S 256 GB/S 384 GB/S 360 GB/S 448 GB/S 448 GB/S
TDP/BP 132 W 160 W 230 W 170 W 200 W 225 W

「RX6600」は「RX6600XT」のコストダウンモデルになります。

 

「PCIe」は「RX6600XT」と同様の「Gen4」でリンクは「×8」のままです。 また「バス幅」も128bitと変化はありません。

 

ベースクッロク数は「300MHz」と大きくダウンしました。

 

ところが「BP」は132Wと消費電力がかなり抑えらて「RTX3060」と「RTX2060」よりもワットパフォーマンスが良いとされています。

 

構成次第ですが「450W」の電源ユニットでも十分、対応できます。

 

後ほど「RX6600」のパフォーマンスを見ていきます。

初回ロット買い逃しても大丈夫!

最近「RX6600」の在庫があちこちで見かけるようになりました。

 

今のところ価格は初値(56,000円)のままです。 わざわざ転売屋から購入する必要ありません。

 

XFX社「XFX Speedster SWFT 210 Radeon RX 6600 8GB GDDR6」は未だ在庫は復活せず「レア扱い」となっています。

 

XFXモデル以外は比較的、初値に近い価格で発売しているので初回で買い逃した方はゆっくり購入できるので、この機会に是非、検討してみてください。

「SAPPHIRE PULSE Radeon RX 6600 GAMING OC」の特長

❶プレミアム デジタル電源設計

 

❷ヒューズ保護

 

❸Dual-X 冷却技術

 

❹インテリジェント ファン制御

 

❺精密ファン制御

 

❻金属製バックプレート

 

❼デュアル ボールベアリング ファン

 

❽一体型冷却モジュール

 

❾TriXX 対応

 

➓TriXX ブースト(SAPPHIRE社HPより引用)

開封の儀

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外観

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「SAPPHIRE PULSE Radeon RX 6600 GAMING OC」をチェックする

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同社「SAPPHIRE PULSE Radeon RX 6600 XT」より更に小さくなりました。

 

ちょっと並べてみます。

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「RX6600」と「RX6600XT」ではスペックの差が大幅に違うのでボディサイズはかなりコンパクトになりました。

 

本体サイズは全長193x幅120.05x高さ40.05 mmです。

 

表面のボディー材質はプラスチック製です。

 

ファンの外径は「90mm」です。

 

「ファン」の間隔が狭くなってボディ全体を冷却できるようになりました。

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冷却技術「Dual-X」と「インテリジェント ファン制御」を併せ騒音を抑えながらグラフィックボードの温度を低温に保ちます。

 

冷却性能はボディ全体を占める2連ファンで十分、対応できることでしょう。

 

後ほど温度を見てみます。

 

バックプレートを見てみます。

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プレート後部にスリットが入っていてファンからヒートシンクを通って熱が抜けられるようになっています。

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次はインターフェース周りを見てみます。

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「ディスプレイポート」が3つ、「HDMI」が1つ装備しています。

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接続ピンは「8ピン」を使用します。

 

それでは「SAPPHIRE PULSE Radeon RX 6600 GAMING OC 8G GDDR6」のスコアを見ていきます。

換装の際の準備

グラフィックボードを取り換えるときに古いドライバの削除をおススメします。

 

古いドライバ削除の詳しくはこちら!

ドライバをインストール

グラフィックボードを換装したら「Radeon」ドライバをダウンロードしインストールします。

 

ダウンロードはこちら

「SAPPHIRE PULSE Radeon RX 6600 OC」のスコア検証

【CPU】intel社「Core i9 12900K」

マザーボード】「ROG STRIX Z690-I GAMING」

【メモリ】crucial社「DDR5-4800MHz」

GPUサファイア社「SAPPHIRE PULSE Radeon RX 6600 GAMING OC 8G GDDR6」

【CPUクーラー】ASUS社「ASUS RYUO 240」

blenderBMW V2.90-OPTIX)ー「GPU」-数字が少ないほど「速い」ということになります。

 

blenderBMW V2.90)ー「CPU」

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3D MARK

 

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GPU別スコア

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アサシン クリード ヴァルハラ」-「デフォルト設定」

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「平均フレームレート」

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ファークライ5」-「デフォルト設定」

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「平均フレームレート」

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ゴーストリコン・ブレイクポイント-「デフォルト設定」

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「平均フレームレート」

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ディビジョン2-「デフォルト設定」

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「平均フレームレート」

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SHADOW OF THE TOMB RADER-「デフォルト設定」

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「平均フレームレート」

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RISE OF THE TOMB RADER-「デフォルト設定」

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「平均フレームレート」

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デウスエクス マンカインド・ディバイデッド-「デフォルト設定」

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「平均フレームレート」

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strange brigade-「スケール150%」

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「平均フレームレート」

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ゴーストリコン ワイルドランズ-「デフォルト設定」

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「平均フレームレート」

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ゲーム中の消費電力(Watt)

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高負荷時3DMARK 「FIRESTRIKE」(Temp)

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トータルスコア

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トータルスコアを見てみるとレイトレ機能を使わないのであれば「RTX3060」とほぼ互角のパフォーマンスとなりました。

 

ゲームによってスコアが大きく変わってきます。

 

価格は「RTX3060」と比べて8,000円から10,000円くらい安く手に入るのでコスパは良いと思います。

 

ただパフォーマンス面では旧世代「RX5700XT」や「RTX2070-S」と比べると、やや劣ります。

 

パフォーマンスこそ劣りますが静粛性と発熱はかなり改善されています。

 

またボディサイズがかなりコンパクトになったのでMini-Itxなど小さなセカンドPCとして構築するなら扱いやすいグラフィックボードです。

使ってみた感想

フルHDでは常時60fps以上はキープしWQHDではゲームによっては常時60fpsを下回ることがないほどパフォーマンスが優れています。

 

時期が寒いせいか室温は14℃で平均「60℃前後」をキープします。

 

ファンが唸ることなく静かにゲームに集中できます。

 

ボディサイズの全長が20cmを切りながら「2スロット」でケースに収まるのが扱いやすいです。

 

最近は全長が短くても「3スロット厚」が主流になりつつあるので「2スロット」はかなり重宝されるポイントです。

良かったところ

❶とても静かでよく冷えます。

 

静粛性と冷却性能は歴代の中でトップクラスです。

 

❷本体サイズ(約20cm)が非常にコンパクトで扱いやすいです。

 

超小型Mini-Itxケースにピッタリです。

 

❸価格は初回時のままです。(59,800円)

 

今後の動向は分かりませんが欲しい方は早めに購入しておきましょう。

残念な点、注意する点

フルHDでは常時60fps以上はキープしますが「レイトレーシング」を有効にすると非常に重くなります。

 

「おまけ」としてレイトレ効果を楽しむには良いと思います。

 

❷一応「450W」の電源ユニットでも動作しますが余裕もって「600W」をオススメします。

総評

「RX6600」はフルHDであれば100fps以上のパフォーマンスと静粛性が非常に優れています。

 

ゲームよりますがWQHDでも60fpsはキープできます。

 

ごく普通にゲームをプレイしたい!と言う方には「RX6600」が扱いやすくてオススメです。

 

今も続いている半導体不足の影響でGPUが高騰して「59,800円」は決して安くありません。

 

本来ならば「4万円台」であるところ「6万円」はやはり高いです。

 

2年も高騰が続くと「59,800円」は安いと錯覚してしまいます。

 

もしも価格と性能で選ぶなら「GTX1660-S」や「RTX2060」よりも「RX6600」を選んだほうが良いと思います。

 

11月頃から新作ゲームが続々と発売されています。

 

今なら初値で「RX6600」が買えるチャンスです。

 

お正月は「RX6600」と共に迎えてみませんか?

 


お目通し戴き、ありがとうございました。

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主な仕様

サイズ‐幅x高さx奥行193x120.05x40.05 mm

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