新世代は旧世代を大きく超えよ

科学技術は日進月歩の世界です。特にテレビ、オーディオ、コンピューター関連の機器は急速に加速しています。 新世代、旧世代のそれぞれの製品の特長を見い出し参考になれば幸いでございます。

【Gen4化の準備できてますか?】LINKUP社「PCIe Gen4」対応ライザーケーブルをレビュー

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今回ご紹介するのはアマゾン社にて2020年5月28日より発売開始されたLINKUP社「PCIe4.0対応ライザーケーブル」です。

 

 

せっかく、お気に入りの小型PCケースを買ったのに旧規格「PCIe Gen3」のライザーケーブルが多く採用されているのが現状です。

 

筆者はお気に入りの「A4-SFX」を長く使い続けたいのですが「PCIe Gen4」対応ライザーケーブルの単品販売が出るのを期待しましたが待ちきれなくなりLINKUP社を購入しました。

 

現行の「A4-SFX 」は「V4.0」から「V4.1」へバージョンアップしました。

 

価格は約4万円です。

 

さすがにライザーケーブルのアップグレードの為に「A4-SFX V4.1」を購入するのは勿体ないです。

 

今回はLINKUP社「PCIe4.0対応ライザーケーブル」を換装する際にDan Cases社 PCケース「A4-SFX V4」を用意しました。

 

正式な製品名は「LINKUP ウルトラ PCIe 4.0 X16ライザーケーブル」です。

 

タイプはストレートタイプ「垂直GPUマウント」長さは「25cm」になります。

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「V4.0」と「V4.1」の違い

ざっくり一言で言えば・・・ マザーボードとグラフィックボードを延長して繋ぐライザーケーブルが「PCIe Gen3」から「PCIe Gen4」へ進化しました。

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ADT社製「R33UF-TU PCIe x16 Gen3 riser」から3M社「PCIe x16 Gen4 riser」対応へ切り替わりました。(写真はADT社製)

 

つまり最新のグラフィックボードAMD社が先頭を引っ張る「RX5000シリーズ」に採用されたGPUチップは「PCIe Gen4」に対応しているので「RX5000シリーズ」のポテンシャルが引き出せるということになります。

 

現行の「V4.1」のバージョンアップは「V4.0」の基本構成はそのままでライザーケーブルだけ「PCIe Gen4」対応ということになります。

 

そもそも「PCIe Gen3」から「PCIe Gen4」へ交換するメリットってあるの?

新世代「RX5000シリーズ」のプロセスは 7nm

世代はついにプロセス「7nm」へ突入しました。

 

「14nm」の世代は結構長かった。

 

プロセス「7nm」と聞いてピンとこないと思いますので簡単にイラストを描きました。

 

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プロセスとは半導体の回路線幅を指します。

 

プロセスが微細化するメリットとは・・・

 

❶より高性能なプロセッサーを製造できる

 

❷パフォーマンス向上(処理性能が上がります)

 

❸消費電力や低発熱(ワットパフォーマンス)の省エネ化

 

❹製造コストの低下(小さなサイズでチップがたくさん載せられる)

 

の以上が期待できます。

 

今後の新世代「Navi」はプロセス7nmと微細化に成功したGPUは今後に向けて8Kや4Kなど超高速フレームレート化(240fps以上)に期待できます。

 

PCIe3.0 と比較して2倍の帯域幅を実現します。

PCI Express 帯域幅 ✕16
Gen2 8 GB/S
Gen3 15.75 GB/S
Gen4 31.51 GB/S
開封の儀
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外観

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「PCIe Gen4」対応ライザーケーブルをチェックする

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見た目は普通のライザーケーブルですがゴム部分の素材が柔らかいので窮屈な取り付け場所が小さく折り曲げられそうです。

 

折り曲げる際にも傷みが少なく済みそうです。

 

今、備え付いている「A4.SFX」の標準装備ライザーケーブル(ADT社製)を外します。

オス、メスの接合部分の先端が特殊な形状をしています。

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外した「A4-SFX」ライザーケーブルは通常のライザーケーブルとは大きく違います。

 

接合部分が、それぞれ反対に向いていることが分かります。

 

上「LINKUP社」、下「ADT社製」

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よって左の「ADT社製」はケース内のエアーフローやスマートさを重視したため非常に短い設計になっています。

 

左「LINKUP社」、右「ADT社製」

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エッジの向きが反対になるだけなのに、こんなにも長さに違いがあるとは思いませんでした。

 

「A4-SFX」のADT社製「R33UF-TU PCIe x16 Gen3 riser」には、こだわり愛を感じました。

 

それでは「A4-SFX」にLINKUP社製「ライザーケーブル」を取り付けてみます。

取付作業

標準装備ライザーケーブルに付いてる2点のネジを外します。

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LINKUP社ライザーケーブルと入れ替えます。

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ネジの位置が同じなので非常に簡単です。

 

次はマザーボードの「VGAスロット」に挿します。

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無理に折り曲げられることなく挿せました。

 

「25cm」でジャストサイズでした!!

 

とても良い感じに取り付けられました。

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あと「5cm」長かったら余り分がケース内を圧迫しますし短かったら完全に届かずアウトでした。

 

とりあえず無事に取付作業を終えてホッとしました。

「Gen4」と「Gen3」のスコア検証

【CPU】Ryzen3「3300X

マザーボード】「ROG STRIX B550-I GAMING

【メモリ】キングストン社「HyperX Predator RGB 4000MHz 8×2/16GB」

GPU】「DUAL-RX5700-O8G-EVO

 

今回はコスパを重視すべき「Ryzen3 3300X」「ROG STRIX B550-I GAMING」「DUAL-RX5700-O8G-EVO」を組み合わせ「GEN4」と「GEN3」のスコア検証していきます。

3D MARK

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GPU別スコア

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ファークライ5」-「デフォルト設定」

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「平均フレームレート」

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ゴーストリコン・ブレイクポイント-「デフォルト設定」

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「平均フレームレート」

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ディビジョン2-「デフォルト設定」

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「平均フレームレート」

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SHADOW OF THE TOMB RADER-「デフォルト設定」

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「平均フレームレート」

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RISE OF THE TOMB RADER-「デフォルト設定」

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「平均フレームレート」

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デウスエクス マンカインド・ディバイデッド-「デフォルト設定」

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「平均フレームレート」

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strange brigade-「スケール150%」

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「平均フレームレート」

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ゴーストリコン ワイルドランズ-「デフォルト設定」

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「平均フレームレート」

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以上、「Gen4」と「Gen3」の違いによるスコア検証でした。

使ってみた感想

取付作業は「ネジ位置」が同じおかげで非常に簡単でした。

 

ケーブル自体が柔らかいので多少の折り曲げに強くて助かりました。

 

A4-SFX」では「垂直GPUマウント」長さは「25cm」がジャストフィットでした。

 

「Gen4」「Gen3」のスコア比較の結果ですが現時点では両社との違いは、ほぼありませんでした。

 

ただ今後に向けてAMDマザーボードをはじめ順次「Gen4」に切り替わってくので先に交換しても良いと思います。

 

気を付けないといけないのはマザーボードGPUが「Gen4」に新調したとき「BIOS画面」にて「Gen4」から「Gen3」に切り替えないと画面が映りませんので注意してください。

 

これらの作業をスルー出来ることから「Gen4」対応のライザーケーブル導入のメリットだと思います。

良かったところ

❶ケーブルが柔らかくて無理なく折り曲げられるので取り付けやすいです。

 

❷ネジ位置が既存のライザーケーブルと同じなので規格違いによる誤購入は避けられます。

 

マザーボードVGAを交換の際、「BIOS画面」にて「Gen3」へ切り替えを行わなくて良いので手間が省ける。

 

❹製品ラインナップは「5cm」単位で用意しているのでサイズ余りや不足することなくジャストフィットが狙えます。

残念な点、注意する点

❶「Gen4」「Gen3」のスコアの違いはほとんどありません。 この点が一番、期待しただけに残念な結果となりました。

 

❷PCケースに標準装備されているライザーケーブルの端子の向きや形状をよく確認してください。 長さよりも重要なポイントなので慎重に選んでください。

総評

最近はセカンドPCとして小型PCケースが流行っています。

 

新製品にも関わらず「Gen3」ライザーケーブルを採用したPCケースが多いのが現状です。

 

「PCIe Gen4」対応ライザーケーブルを導入することで今、愛用しているPCケースを末永くお使いいただけます。

 

マザーボードを新調したと同時に「PCIe Gen4」対応ライザーケーブルも、ご一緒に導入しませんか?

主な仕様

ケーブル長-25cm

タイプ-垂直マウント

 

 

お目通し戴き、ありがとうございました。

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