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科学技術は日進月歩の世界です。特にテレビ、オーディオ、コンピューター関連の機器は急速に加速しています。 新世代、旧世代のそれぞれの製品の特長を見い出し参考になれば幸いでございます。

【動かせるCG映画】Warner Bros. Games「ホグワーツ・レガシー」のベンチマークをレビュー

今回ご紹介するのは2023年2月11日に発売されたWarner Bros. Games「ホグワーツ・レガシー=以下、ホグワーツ・レガシー」です。

 

 

ホグワーツ・レガシー」の価格はSTEAMにて8,778円で発売中です。

 

プラットフォームはPC版(STEAM)になります。

 

ストーリーは省略し、あくまで「ベンチマーク」が目的です。

 

「4K」をベースにスコアを挙げていきます。

 

これから「ホグワーツ・レガシー」を遊んでみたいという方に参考になれば幸いです。

 

STEAM版はこちら!

EPIC版はこちら!

システム要件

推奨最低

OS・・・Windows 10 64-bit 

プロセッサー・・・Intel Core i7-8700 / Intel Core i5-6600

Ryzen 5 3600 / Ryzen 5 1400

モリー・・・16 GB

グラフィック・・・NVIDIA GeForce 1080 Ti / GTX 960

AMD Radeon RX 5700 XT / AMD Radeon RX 470

DirectX・・・Version 12

ストレージ・・・ 85 GB 利用可能

ゲーム画面

画面の左下に「ミニマップ」があり指示が出されるので迷子にならず、とても便利です。

 

「HUD」を小さくしたり完全に消すこともできます。

画質設定

❶ウルトラワイド対応「21:9」

ウルトラワイドモニターを使ってプレイすれば一般的なモニター「16:9」では味わえない没入感が楽しめます。 

 

❷画質プリセットは「4段階」、調整できます。

❸アップスケーリング対応(DLSS、FSR、XeSS)

 

「DLSS3」の場合で言えば・・・フレームの間を「AI」で補完してヌルヌルに見せる技術です。

 

よって「ネイティブ」では重くてカクカクしてしまう画面が「DLSS」を作動すると滑らかになるというメリットがあります。

 

「アップスケーリング=DLSS、FSR、XeSS」は「レイトレ機能」など光源処理を行いながら制作者が意図するオリジナル風味をなるべく壊さず描きます。

 

ここで「レイトレ機能」の違いを見てみます。

 

こちらは「レイトレ機能・オン」の画像ですが枠を拡大してみます。

「レイトレ・オン」

「レイトレ・オフ」

「レイトレ・オン」にすると陰影がクッキリして画面全体がコントラストが効いて黒が引き締まりオブジェクトが立体的に見えます。

 

棚が日当たって棚奥まで照らします。

 

スペックに余裕がありましたら是非、試してください。

 

次は「DLSS」の違いを見てみます。

左「DLSS・オフ」、右「DLSS・オン」 

時計の目盛に注目してください。

 

「DLSS・オン」 にすると、ほんの少し目盛が潰れています。

 

じっくり見ないと見分けが付かないほど「DLSS」のアップスケーリング技術には驚かされます。

 

ゲームタイトルによっては輪郭が白くなる傾向がありますが「ホグワーツ・レガシー」の場合は例外のクオリティです。

 

それでは「ベンチマーク」を見てきます。

ベンチマークスコア検証

PC構成 

【CPU】INTEL社「Core i9-13900K

マザーボードASUS社「ROG STRIX Z690-I GAMING WIFI

【メモリ】CORSAIR社「VENGEANCE DDR5, 6000MHz 32GB(16GBx2)

GPUASUS社「TUF-RTX4090-O24G-GAMING」「ROG-STRIX-RTX3090-O24G-GAMING」XFX社「リファレンスモデル版 Radeon RX7900XTX

インテル社「Intel ARC A770 16GB

PSUThermaltake社「TOUGHPOWER GF3 1000W

【AIO】ASUS社「ROG Ryujin II 240

【Ver】GeForce 528.24 / Adrenalin Edition 23.1.1 / 31.0.101.4123

 

検証時は「最高RT-画質」「DLSS、FSR、XeSS=クオリティ」に設定しています。

 

ゲーム中のフレームレートを測定する「CapFrameX」を使用します。

 

序章「フィグ先生」について行って「90秒」かけて道なりに進んでいきます。

❶フレームレート(4K、WQHD、FHD)

「RTX4090」がネイティブで「4K60fps」キープできません。

 

モッサリした動作で本当に「RTX4090」で稼働しているのか疑うほど激重です。

 

そこで「DLSS」を活用すると劇的に滑らかになります。

 

「144fps」張り付きは厳しいですが、どうにか「ヌルヌル体感」にまで改善されます。

 

少し残念なのが「RX7900XTX」が体感的に旧世代「RTX3090」とほぼ同じです。

 

「RX7900XTX」の場合、GeForceに比べ、「レイトレ機能=光源処理」が苦手で特に「4K」では顕著に表れます。

 

単にストーリーと爽快感を楽しみたければ「レイトレ機能」をオフにすることをオススメします。

プレイ感想

ホグワーツ・レガシー」は激重タイトルで話題ですが、ゲームをして、すぐに納得しました。

 

百聞は一見に如かず。

 

とにかくポリゴンの創りこみが驚くほど細かいです。

 

例えば序章のシーンで「フィグ先生」が魔法を使って道をつくりますが、その演出に度肝を抜かれました。

ポリゴンパーツが一つ一つ積みあがって大きな階段が出来上がります。

無駄に重いのでなくド迫力の演出が凝っていて納得してしまうほどの高グラフィックです。

 

ほかにキャラクターの顔や衣服なども凝っています。

イベントシーンになるとゲームであることを忘れてしまうほど肌の質感がリアルです。

 

金属の質感、光の陰影も御覧の通り、かなりリアルです。

個人的には「ジェットコースター」のシーンが気に入りました。

ポリゴンの創りこみが濃いので、思わず「アトラクション」に乗っているかのよう酔いを感じてしまいました。

 

本当に近年のCG映画を観ている気分に浸れます。

良かったところ

❶没入感の高いオープンワールドが楽しめます。

 

「ファストトラベル」するのが勿体ないくらいです。

 

じっくり探索してください。

 

❷細部にこだわった高ポリゴンはイベントシーンの度に圧巻です。

 

❸ゲーム中に「チュートリアル」や「ミニマップ」が表示されるのでテンポ良くゲームが進められます。

 

❹ハリポタの世界観に惹きこまれます。

 

壮大な舞台に圧巻です。

残念な点、注意する点

❶最高レイトレで遊ぶには「RTX4090」でさえネイティブ「60fps」キープできません。

 

もしもカクツキが気になったら設定にて「ベンチマーク」をクリックすると自動的にPC構成に合った画質設定に最適化してくれます。

 

セーブポイントが少ないです。

 

イベントシーンが長いので、途中で中断して再開した場合は「またここから始まるのか・・・」と落胆します。

 

2023.02.15追記

❸ステージが進むにつれ「DLSS」を活用してもフレームレートが常時「70~50fps」と重くなっていきます。(RTX4090運用)

総評

「動かせるCG映画」にまで進化した「新生グラフィック」はいかがでしたか?

 

圧巻の映像美で創られたオープンワールドの世界観は「ホグワーツ・レガシー」でしか味わえないでしょう。

 

原作ハリーポッターを観ていなくても「ホグワーツ・レガシー」の世界観のゲーム体験は十分、楽しめます。

 

肝心なグラフィック面ですが「RTX4090」でさえアップスケーリングに頼るほどの激重タイトルです。

 

スペックが許す限り「レイトレ機能」を活かしてアップスケーリングすることをオススメします。

 

困ったことにハリーポッター世界観を見事に再現している「ホグワーツ・レガシー」は時間を溶かします。

 

一度、惹きこまれると現実世界に戻れなくなります。

 

共にハリーポッター世界観を語りませんか?

 

 

お目通し戴き、ありがとうございました。

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