今回ご紹介するのは2019年7月7日に発売されたAMD社「Ryzen 5 3600X=以下3600X」です。
「Ryzen 5 3600X」が売れてる理由
「3600X」は価格が3万円を切るのにRyzen7「2700X」を大きく超えるスコアを叩き出すパフォーマンスには筆者はとても驚いております。
ちなみにRyzen7「2700X」は2018年4月19日に発売し初値は4万円チョットでした。
また価格が3万円を切るだけでなく今なら12月31日までに購入すれば最新ゲームソフトが1本も貰えるというコスパ最強CPUなのです。
もちろんキャンペーンが終わってもコスパが良いことには変わりませんので、誤解のないようにお伝えしたいです。
さらに忘れてならないのがCPUクーラーも付属するのが嬉しいです。
これから自作PCにチャレンジする方にはAMDベースで構築すると予算が、だいぶ抑えられます。
自作PCを組み立てた後には、貰った最新のゲームが楽しめます。
分かりやすくゲームが貰える条件をまとめました。
是非、確認してみてください。
ゲームがもらえるキャンペーンはこちら
対象商品は以下の表を確認してください。
対象商品 | |||
CPU | VGA | ||
AMD Ryzen9 3950X/3900X | AMD Radeon RX 5700XT | ||
AMD Ryzen7 3800X | AMD Radeon RX 5700 | ||
AMD Ryzen7 3700X | AMD Radeon RX 590 | ||
AMD Ryzen5 3600X | AMD Radeon RX 580 | ||
AMD Ryzen7 2700X/2700 | AMD Radeon RX 570 |
2019年12月31日までなので欲しい方は急いでくださいね!
新世代「Ryzen 5 3600X」は高性能!
「3600X」の凄いところはプロセス「7nm」なのです。
プロセス「7nm」と聞いてピンとこないと思いますので簡単にイラストを描きました。
プロセスとは半導体の回路線幅を指します。
プロセスが微細化するメリットとは・・・
❶より高性能なプロセッサーを製造できる
❷パフォーマンス向上(処理性能が上がります)
❸消費電力や低発熱(ワットパフォーマンス)の省エネ化
❹製造コストの低下(小さなサイズでチップがたくさん載せられる)
の以上が期待できます。
さらに「PCIe4.0」にも対応しています。
PCIe3.0 と比較して2倍の帯域幅を実現します。
PCI Express | 帯域幅 ✕16 |
Gen2 | 8 GB/S |
Gen3 | 15.75 GB/S |
Gen4 | 31.51 GB/S |
それでは「3600X」のスペックを見てみます。 比較対象をグッと引き上げ「9900K」にしてみました。
コア数 | 6 | 8 | 8 |
スレッド数 | 12 | 16 | 16 |
ベースクロック | 3.8GHz | 3.7Ghz | 3.6GHz |
ブーストクロック | 4.4GHz | 4.35 Ghz | 5.0Ghz |
L2 cache | 3MB | 4MB | 1.5MB |
L3 cache | 32MB | 16MB | 16MB |
対応メモリ | DDR4-3200 | DDR4-2933 | DDR-2666 |
TDP | 95W | 105W | 95W |
現在「3600X」は3万円です。 そして「9900K」は約6万円です。
約半分の価格差なのにスペックを見る限りでも見劣りしないのが「3600X」の魅力だと思います。
今回は「ゲームがもらえるキャンペーン」の対象VGAを参考にするため「Radeon RX5700 XT(50th Anniversary Edition)」を用いて検証します。
それでは後ほど「Ryzen 5 3600X」をスコアを見ていきます。
開封の儀
開封の儀
「Ryzen 5 3600X」のスコアを検証
【マザーボード】「ROG CROSSHAIR VIII IMPACT」
【メモリ】キングストン社「HyperX Predator RGB 4000MHz 8×2/16GB」
【GPU】「Radeon RX 5700 XT 50th Anniversary Edition」
まず「CPU性能」を見てみます。
Cinebench R15ー「CPU」
「シングル・マルチスレッド」
「CPU別」オーバークロック
シングル・スレッドでは「9900K」と並びましたがマルチスレッドでは大きく差が開きました。
次は「3D MARK」を見てみます。
CPU別スコア
「6コア12スレッド」と「8コア16スレッド」の処理速度が顕著に表れています。
レンダリング性能やエンコード処理といった作業は「8コア16スレッド」に軍配が上がりました。
果たしてゲーム性能では、どのくらいのポテンシャルを引き出せるかスコアを見てみます。
ゴーストリコン・ブレイクポイント-「デフォルト設定」
「平均フレームレート」
フルHD設定では「9900K」と大きくスコアの差が開きました。
WQHDや4Kでは同一のスコアになりました。
ディビジョン2-「デフォルト設定」
「平均フレームレート」
SHADOW OF THE TOMB RADER-「デフォルト設定」
「平均フレームレート」
RISE OF THE TOMB RADER-「デフォルト設定」
「平均フレームレート」
デウスエクス マンカインド・ディバイデッド-「デフォルト設定」
「平均フレームレート」
strange brigade-「スケール150%」
「平均フレームレート」
ゴーストリコン ワイルドランズ-「デフォルト設定」
「平均フレームレート」
以上、スコア検証でした。
フルHD設定での高フレームレートは「9900K」には及びませんが自前のPC環境が「WQHD」「UWQHD」「4K」という環境をお持ちであれば「3600X」は「9900K」と同等のスコアを叩き出すコスパ最強のCPUと言えると思います。
使ってみた感想
一通りゲームをしたところ、「3600X」をフルHD設定で遊ぶと「144Hz」の張り付きはイマイチ安定しませんが「WQHD」以上であれば割とフレームレートが一定を保ち遊びやすくなっています。
また「9900K」との違いは体感的に変わらないので「3600X」でも十分、満足できるパフォーマンスを秘めたCPUです。
良かったところ
❶「WQHD=2560×1440」以上の設定であれば「9900K」と同等のパフォーマンスで最新のゲームが遊べます。
❷旧世代「2700X」よりも高フレームレートで遊べて爽快感、抜群!
❸付属のクーラを使ってCPU温度が70℃くらいなので発熱は良い方かなと思います。
残念な点、注意する点
❶フルHD設定でのプレイは問題ありませんが高フレームレートは苦手かなと思います。
❷定格とオーバークロックの差が、あまり変わりません。 意外と伸びが悪く物足りない。
総評
「Ryzen 5 3600X」はフルHD設定で「144Hz」と安定して張り付かないのが少し残念でした。
オールマイティーにゲーム性能に特化するCPUと割り切れば、かなり高いパフォーマンスを発揮します。
これから低予算で自作PCにチャレンジしたいという方にはおススメです。 12月31日までならゲームがもらえるキャンペーン中に「3600X」と「RX5700XT」と組み合わて購入すると合計4本中3本が手に入ります。
また「3600X」に合うオススメVGAはRadeonなら「RX5700XT」、Geforceなら「RTX2060-S」くらいがバランスが良さそうです。
冬休みは貰ったゲームでじっくり楽しみませんか?
お目通し戴き、ありがとうございました。
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