今回ご紹介するのは2022年1月5日に発売されたIntel社Alder Lake「core i5 12400F=以下、12400F」です。
「core i5 12400F」の価格は「24,800円」で発売中です。
ゲーム性能は旧世代ハイエンドモデル「core i9 11900K(発売当初77,800円)」や「Ryzen9 3900XT(発売当初64,800円)」よりも優れているというリーク情報が挙がっていました。
リーク情報通りなら「もうこれで良いよ!」と納得できるCPUとして期待されています。
「12400F」の登場によって再び風向きがインテルに流れるキッカケとなるライトユーザー向けCPUの立役者となるか?!
では早速、Alder Lake「core i5 12400F」をレビューしていきます。
- ゲーム性能は旧世代王者「11900K」よりも強い!
- 開封の儀
- 外観
- 「core i5 12400F」のスコア検証
- 使ってみた感想
- 良かったところ
- 残念な点、注意する点
- 総評
- 主な仕様
- 関連商品
- トレンドアイテム
- お時間があれば、こちらも目を通して戴けると幸いでございます
ゲーム性能は旧世代王者「11900K」よりも強い!
「12400F」がゲーマーに選ばれる理由は25,000円と低価格ながらゲーム性能は「11900k」よりもスコアが高いとリーク情報がありました。
情報通りなら「もうこれで良いじゃん!」と頷いて「AMD派」もインテルに乗り換える方は少なくないと思います。
最近のAMDのCPU市場はハイエンドモデルからミドルレンジモデルを中心に扱っています。
現状、ローモデルは「3300X」以来、ラインナップから消えてコスパの良いCPUが実在しないのが寂しいところです。
「Alder Lake世代」はCPU内部構成が一新されて、全CPUの性能が飛躍的に進化したと報告が多く挙がっています。
それを確かめるべく「12400F」を購入してみました。
まずスペックを見てみます。
CPU | ||||
コア数 | 6 | 8 | 8 | 12 |
スレッド数 | 12 | 16 | 16 | 24 |
ベースクロック | 2.5 GHz | 3.8GHZ | 3.5 GHz | 3.8 GHz |
ブーストクロック | 4.4 GHz | 4.6GHz | 5.3 GHz | 4.7 GHZ |
L3 cache | 18 MB | 16MB | 16 MB | 64MB |
対応メモリ | DDR4-3200 / DDR5-4800 | DDR4-3200 | 3200MHz | DDR-3200 |
PCI Expressバージョン | PCIe 5.0 | PCIe 3.0 | PCIe 4.0 | PCIe 4.0 |
TDP | 65W | 65W | 125W | 105W |
せっかくなので、かつてのハイエンドCPUを並べてみました。
「L3」は「18MB」と歴代のローモデルの中ではかなり大きいです。
参考に挙げると「10400F / 11400F」は「12MB」です。
単にスペックを見ただけでは「12400F」はパッとしませんが新設計「PCIe5.0」「DDR5」がどのような恩恵を受けるのか気になるところです。
注目すべきポイントはズバリ「ハイパフォーマンス」かつ「低熱量」が「12400F」の強みです。
後ほど「12400F」のスコアを見ていきます。
開封の儀
内容物(12400F、LGA1700純正クーラー、マニュアル)
外観
「core i5 12400F」のスコア検証
【CPU】INTEL社「core i5 12400F」
【マザーボード】ASUS社「ROG STRIX Z690-I GAMING WIFI」
【メモリ】CORSAIR社「VENGEANCE DDR5, 4800MHz 32GB(16GBx2)」
【GPU】ASUS社「ROG-STRIX-RTX3090-O24G-GAMING」
【AIO】ASUS社「ROG RYUJIN 240」
マザーボードの設定では「Resizeable BAR」を有効にしています。
「Resizeable BAR」とは「CPU」からグラフィックボードの「VRAM」へ、アクセス時のボトルネックを解消できる技術です。
詳しくはこちらにて解説しています。
(BMW V2.90)は数字(秒単位)が少ないほど速い(良い)ということになります。
「CPU別スコア」
Cinebench R20ー「CPU」
「CPU別スコア」
Cinebench R15ー「CPU」
「CPU別スコア」
3D MARK
「CPU別スコア」
「アサシン クリード ヴァルハラ」-「デフォルト設定」
「平均フレームレート」
「ファークライ5」-「デフォルト設定」
「平均フレームレート」
ディビジョン2-「デフォルト設定」
「平均フレームレート」
ゴーストリコン・ブレイクポイント-「デフォルト設定」
「平均フレームレート」
SHADOW OF THE TOMB RADER-「デフォルト設定」
「平均フレームレート」
RISE OF THE TOMB RADER-「デフォルト設定」
「平均フレームレート」
デウスエクス マンカインド・ディバイデッド-「デフォルト設定」
「平均フレームレート」
strange brigade-「スケール150%」
「平均フレームレート」
ゴーストリコン ワイルドランズ-「デフォルト設定」
「平均フレームレート」
ベンチマーク中の消費電力(Watt)
トータルスコア
ゲームスコア
追記:22.01.11
「12400F」のレンダリング処理は「11900K」「RX3900XT」には及びませんが、軽い編集作業なら問題ないでしょう。
ゲーム性能は「ハイエンドクラス」を凌ぐスコアを叩き出しました。
ゲーム専用機として割り切るなら「12400F」の一択です。
メインPCとしても十分、役目を果たせるでしょう。
以上「core i5 12400F」のスコアでした。
使ってみた感想
ゲーム性能は旧世代のハイエンドモデルよりも高いスコアを出しました。
「12400F」が凄いと感じたところは最低フレームレートが「12900K」と同等のパフォーマンスを持っているので高負荷の瞬間でも立ち直りが速くて、とても快適にゲームが楽しめました。
「第11世代」とは一体、何だったのか?と疑いたくなるほど「第12世代=Alder Lake」は下位モデルも強いです。
しかも「CPU温度」がゲーム中では、ほぼ50℃台をキープしています。(室温12℃)
ストレステストをしても「60℃台」に収まっていて最薄ロープロファンでも十分に対応できます。
とても扱いやすいので小型Mini-Itx PCケースに収めるのに最適です。
良かったところ
❶シングルスレッドは断然に強いです。
ゲーム性能は1~2年前のハイエンドCPUよりも高いスコアが出せます。
❷高いパフォーマンスながら低発熱なので最薄ファンで小型PCなど収めるのに最適です。
❸価格がご祝儀価格で25,000円スタートなので時期が落ち着いたら2万円くらいになりそうです。
値下がりのスピードはゆっくりと予想しますが欲しいくなったら、すぐ買っても良いと思います。
❹新規格「PCIe 5.0」の性能を試せる。
旧規格「PCIe 4.0」と互換性があるので既存のシステムにアップグレードが可能です。
❺「10nm」プロセスを採用しているので高いパフォーマンスながら低発熱のワットパフォーマンスは抜群に良いです。
❻純正クーラー付属
残念な点、注意する点
❶新規格マウント「LGA1700」では旧規格「LGA1200」と互換性がないので新規でCPUクーラーを購入する必要があります。
マザーボードメーカーによりますが「LGA1700」と「LGA1200」が併用できる場合があります。
筆者のオススメは「ASUS」が良いので各自、確認してみてください。
❷マルチスレッドはハイエンドCPUには及びませんが3~4万円クラス相当のパフォーマンスを持っているので軽い画像編集の用途には「12400F」で対応できるでしょう。
❸本格的な画像編集やレンダリング処理等には「12400F」では厳しいと思います。
❹「12400F」では「Pコア=高性能コア」「Eコア=高効率コア」を組み合わせたハイブリッドアーキテクチャを採用していない。
総評
「12400F」は「ゲーム性能」に特化したコスパ重視のCPUです。
さらに低発熱&高パフォーマンスといった性質を持ちながら「2万円前半」で買えるのは「12400F」が歴代最高コスパCPUです。
久々にテンションが上がるCPUなので「12400F」で新しいPCが創りたくなりました。
これから自作PCチャレンジャーにもピッタリなCPUなので、この機会にご検討してみませんか?
お目通し戴き、ありがとうございました。
AD: N.K
主な仕様
ソケット形状 -LGA1700
コア数-6コア
スレッド数-12
クロック周波数-2,5GHz
最大動作クロック周波数-4.4GHz
関連商品
トレンドアイテム
お時間があれば、こちらも目を通して戴けると幸いでございます
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