新世代は旧世代を大きく超えよ

科学技術は日進月歩の世界です。特にテレビ、オーディオ、コンピューター関連の機器は急速に加速しています。 新世代、旧世代のそれぞれの製品の特長を見い出し参考になれば幸いでございます。

【3800Xはゲームに最適!】AMD社「Ryzen 7 3800X」をレビュー

f:id:BooStudio:20191229193832j:plain

今回ご紹介するのは2019年7月7日に発売されたAMD社「Ryzen 7 3800X=以下3800X」です。

 

 

Ryzen 7 3800X」はゲームに最適?!

第3世代のRyzenシリーズの中で「3800X」はシングルの周波数が一番、高くバランスが良いと言われています。

しかしワンランク下位の「Ryzen 73700X」と比べコストパフォーマンスが悪いとも言われてますが発売当初よりも価格が下がりお買い求め安くなった今こそ、購入のタイミングと思い購入しました。

更に12/31までの期間と言われていた「最大4つのゲームがもらえるキャンペーン」が「1/27」まで延長になり購入の意思がより高くなることでしょう。

この機会に、お正月はたくさんゲームを楽しみましょう!

是非、確認してみてください。

f:id:BooStudio:20191229194152p:plain

ゲームがもらえるキャンペーンはこちら

対象商品は以下の表を確認してください。

対象商品
CPU VGA
AMD Ryzen9 3950X/3900X AMD Radeon RX 5700XT
AMD Ryzen7 3800X AMD Radeon RX 5700
AMD Ryzen7 3700X AMD Radeon RX 590
AMD Ryzen5 3600X AMD Radeon RX 580
AMD Ryzen7 2700X/2700 AMD Radeon RX 570

2020年1月27日までなので欲しい方は急いでくださいね!

新世代「Ryzen 7 3800X」はゲームに最適!

「3800X」の凄いところはプロセス「7nm」なのです。

プロセス「7nm」と聞いてピンとこないと思いますので簡単にイラストを描きました。

 

f:id:BooStudio:20190902213802p:plain

 

プロセスとは半導体の回路線幅を指します。

プロセスが微細化するメリットとは・・・

❶より高性能なプロセッサーを製造できる

❷パフォーマンス向上(処理性能が上がります)

❸消費電力や低発熱(ワットパフォーマンス)の省エネ化

❹製造コストの低下(小さなサイズでチップがたくさん載せられる)

の以上が期待できます。

さらに「PCIe4.0」にも対応しています。

PCIe3.0 と比較して2倍の帯域幅を実現します。

PCI Express 帯域幅 ✕16
Gen2 8 GB/S
Gen3 15.75 GB/S
Gen4 31.51 GB/S

 それでは「3800X」のスペックを見てみます。

CPU Ryzen 7 3800X Ryzen 7 3700X Ryzen 7 2700X core i9 9900K Ryzen 5 3600X
コア数 8 8 8 8 6
スレッド数 16 16 16 16 12
ベースクロック 3.9GHz 3.6Ghz 3.7Ghz 3.6GHz 3.8GHz
ブーストクロック 4.5GHz 4.4 Ghz 4.35 Ghz 5.0Ghz 4.4GHz
L2 cache 4MB 4MB 4MB 1.5MB 3MB
L3 cache 32MB 32MB 16MB 16MB 32MB
対応メモリ DDR4-3200 DDR4-3200 DDR4-2933 DDR-2666 DDR4-3200
TDP 105W 65W 105W 95W 95W

TDPは「3800X」と「3700X」を比べると「40W」も高くなっています。

「3700X」は価格も発熱量も抑える省エネとは対照的に、とことん高いパフォーマンスを求めるゲーマー向けと言えるでしょう。

発売当初は「5万円」を超えてましたが現在は「4万円半ば」まで落ちて、まだまだ下がりそうです。

今後の価格の動向次第ですが強化された「ゲーム専用CPU」として組み込むにはベストな選択肢だと思います。

スコアは後ほど見てみます。

開封の儀

f:id:BooStudio:20191229194945j:plain
f:id:BooStudio:20191229194952j:plain
f:id:BooStudio:20191229194948j:plain
f:id:BooStudio:20191229195036j:plain

外観

f:id:BooStudio:20191229195133j:plain
f:id:BooStudio:20191229195114j:plain

Ryzen 7 3800X」のスコアを検証

【CPU】AMD Ryzen 7 「3800X」

マザーボード】「ROG CROSSHAIR VIII IMPACT」

【メモリ】キングストン社「HyperX Predator RGB 4000MHz 8×2/16GB」

GPU】「Radeon RX 5700 XT 50th Anniversary Edition」

 

今回は「ゲームがもらえるキャンペーン」の対象VGAを参考にするため「Radeon RX5700 XT(50th Anniversary Edition)」を用いて検証します。

f:id:BooStudio:20191212021238j:plain

まず「CPU性能」を見てみます。

Cinebench R15ー「CPU」

f:id:BooStudio:20191120072109p:plain

「シングル・マルチスレッド」

f:id:BooStudio:20191229195829p:plain

「CPU別」オーバークロック

f:id:BooStudio:20191229195928p:plain

マルチスレッドでは「9900K」を大きく超えました。

「3D MARK」

f:id:BooStudio:20190814115742p:plain

CPU別スコア

f:id:BooStudio:20191229200003p:plain

「9900K」とは若干、スコアを下回りましたが納得できるスコアとなりました。

ゴーストリコン・ブレイクポイント-「デフォルト設定」

f:id:BooStudio:20191124214343p:plain

「平均フレームレート」

f:id:BooStudio:20191229200043p:plain

「9900K」とは大きく差が開いてしまいましたが「Ryzen」のゲーム専用CPUとしてメンツは保てました。

ディビジョン2-「デフォルト設定」

f:id:BooStudio:20190814120102p:plain

「平均フレームレート」

f:id:BooStudio:20191229200123p:plain

フルHD」で高いフレームレートを伸ばしました。

フルHD」以外はボトルネックになってる様子が伺えます。

SHADOW OF THE TOMB RADER-「デフォルト設定」

f:id:BooStudio:20190814120058j:plain

「平均フレームレート」

f:id:BooStudio:20191229200201p:plain

RISE OF THE TOMB RADER-「デフォルト設定」

f:id:BooStudio:20190814120050p:plain

「平均フレームレート」

f:id:BooStudio:20191229200235p:plain

デウスエクス マンカインド・ディバイデッド-「デフォルト設定」

f:id:BooStudio:20190814120044p:plain

「平均フレームレート」

f:id:BooStudio:20191229200306p:plain

strange brigade-「スケール150%」

f:id:BooStudio:20190814120035j:plain

「平均フレームレート」

f:id:BooStudio:20191229200339p:plain

ボトルネックが発生し、どのCPUも全く同じスコアとなりました。

ゴーストリコン ワイルドランズ-「デフォルト設定」

f:id:BooStudio:20190814120110p:plain

「平均フレームレート」

f:id:BooStudio:20191229200414p:plain

「9900K」が圧倒的に優位なスコアとなりました。

以上、スコア検証でした。

総合的にまとめると、「フルHD」設定のスコアが非常に伸びました。

FPSなど高いフレームレート(144Hz)以上を求めるならば「3800X」は、かなり条件が良いです。

使ってみた感想

Radeon RX5700 XT」を用いて「フルHD」以上の「WQHD=2560×1440」で遊んでみたところボトルネックが発生し体感的に格下の「3600X」と違いはありませんでした。

ただし「フルHD」設定という条件で遊んでみると「9900K」と同等に安定した高フレームレートが出るので、「ゲーム専用CPU」というより「FPS専用CPU」といった方が、しっくりきます。

良かったところ

❶「フルHD」という条件であれば「9900K」と同等に高いフレームレートを実現する。 ❷「2700X」より約25%パワーアップ!

残念な点、注意する点

❶「WQHD=2560×1440」以上の設定ではスコアが、ほとんど伸びず安価な「Ryzen」と違いは少ないです。

コストパフォーマンスが悪くワンランク下の「3700X」を選択しておけば良かったかなと思ってしまう。

❷発熱量が高くゲーム中に「81℃を超えてます!」のメッセージが頻繁に出るようになりました。

「9900K」ではメッセージがあまり出てこないので残念です。

総評

Ryzen 7 3800X」はゲーム専用として優秀ですが特にフルHD限定の「FPS」「TPS」など高いフレームレートに特化したCPUといった印象を持ちました。

 

価格、発熱量、消費電力、パフォーマンスといったバランスが皆無で少し癖のあるCPUかなと思います。

 

「3800X」とは対照的に下位「3700X」は価格、発熱量、消費電力、パフォーマンスが非常に優れているようなので「3700X」にしておけば良かったかな~と思う買い物でした。

 

では、どんな方に「3800X」はオススメなのか?

 

一言で言えば・・・「フルHD」限定で高フレームレートを求む! それを望まないのであれば「3700X」か「3600X」でも十分な気がします。

 

最後になりますが「最大4つのゲームがもらえるキャンペーン」ですが「3800X」は2本貰えるので、この差は大きいです。

 

是非、ご検討ください。

 

お目通し戴き、ありがとうございました。

 

AD: N.K

 

 

関連商品

トレンドアイテム
お時間があれば、こちらも目を通して戴けると幸いでございます

INTEL CPU Core i3-12100F / 4/8 / 3.3GHz / 【 国内正規流通品 】

レビューはこちら

 

INTEL CPU Core i5-12400F / 6/12 / 2.5GHz / 6xxChipset / BX8071512400F 【 国内正規流通品 】

レビューはこちら

Intel Corei9 プロセッサー 12900K 3.2GHz( 最大 5.2GHz ) 第12世代 LGA 1700 BX8071512900K

レビューはこちら

AMD Ryzen 7 5700G with Wraith Stealth cooler 3.8GHz 8コア / 16スレッド 72MB

レビューはこちら

インテル CPU BX8070811900K/A Corei9-11900K 8コア 3.50 GHz LGA1200 5xxChipset 125W

レビューはこちら

AMD Ryzen 9 5950X without cooler 3.4GHz 16コア / 32スレッド 72MB 105W【国内正規代理店品】 100-100000059WOF

レビューはこちら

AMD Ryzen 3 3300X, with Wraith Stealth cooler 3.8GHz 4コア / 8スレッド 65W【国内正規代理店品】 100-100000159BOX

レビューはこちら

AMD Ryzen 7 PRO 4750G (バルク版) 3.6GHz 8コア / 16スレッド 65W 100-000000145 一年保証 [並行輸入品]

レビューはこちら

AMD Ryzen 9 3900XT without cooler 3.8GHz 12コア / 24スレッド 70MB 105W【国内正規代理店品】100-100000277WOF

レビューはこちら



INTEL CPU BX8070110900K Core i9-10900K プロセッサー 3.7GHz 20MB キャッシュ 10コア 日本正規流通商品

レビューはこちら



AMD Ryzen 7 3800X with Wraith Prism cooler 3.9GHz 8コア / 16スレッド 36MB 105W【国内正規代理店品】 100-100000025BOX

レビューはこちら



AMD Ryzen 5 3600X with Wraith Spire cooler 3.8GHz 6コア / 12スレッド 35MB 95W【国内正規代理店品】 100-100000022BOX

レビューはこちら



INTEL CPU Core i9-9900KS / 8コア / 16 MiB キャッシュ/LGA 1151-v2 / BX80684I99900KS 【BOX】【日本正規流通商品】

レビューはこちら